読書感想文書き出しのコツ。例文付きで必ず書ける4パターン!

読書感想文の書き出しが書けない人へ

原稿用紙に鉛筆で文字を書こうとしている写真読書感想文を書くぞ!と意気込んではみたものの、書き出しが思い浮かばず、時間だけが過ぎていく…

そんな経験、1度や2度はあるのでは?

作文が苦手な人は、毎回かもしれませんね。

でも、読書感想文の書き出しは、パターンさえ覚えてしまえば、とっても簡単。

今すぐ感想文を書き出せる、鉄板書き出しパターンを例文付きで解説します!

読書感想文の書き出し4パターン

読書感想文の書き出しは、だいたい次の4パターンに集約されます。

  • 本を選んだ理由・きっかけから書き出す
  • 印象に残った人物から書き出す
  • 印象に残った言葉から書き出す
  • 本から感じたことの感想から書く

読書感想文コンクールの入賞作品も、読んでみると、ほとんどがこの4パターンのいずれかに当てはまっているんですよ。

あなたが感想文を書く時も、この4つから1番書きやすいものを選んで書き始めればOK。

選んだパターンに沿って書き出せばいいだけなので、もう何を書けばいいんだろう…と悩むことはありません。

読書感想文の書き出しパターン 印象に残った人物 印象に残った言葉 本を選んだきっかけ・理由 本から感じたことの結論

とはいえ、これだけではまだピンと来ない人もいるかもしれませんね。

各パターンについて、例文付きで詳しい書き方を見ていきましょう。

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本を選んだ理由・きっかけ

1つ目のパターンは、本を選んだ理由・きっかけ。

複数の課題図書から好きな本を選んで感想文を書く場合や、自由に課題図書を選べる場合に使える書き出し方法です。

 

たくさんある本の中から、あなたがその本を選んだのはなぜですか?

他の本ではなく、その本に決めたのには、必ず何かきっかけや理由があるはずですよね。

特別な理由や、立派な理由を作る必要はありません。
あなたが本を選んだ素直な理由、それをそのまま、読書感想文の書き出しにしてみましょう。

たくさんある本の中から、その本を選んだ理由は何…?タイトルに興味を惹かれたから 人に勧められたから 作者が有名だったから

例えば、太宰治の「人間失格」を選んだとしたら、こんな書き出し方が考えられます。

※人間失格を読んだことのない人のための、あらすじ紹介はこちら≫


私がこの本を選んだ理由は、人間失格という強烈なインパクトのあるタイトルに興味を惹かれたからです。

人間失格と名付けられる物語と主人公とは、いったいどんな人物なのか?

生きている価値がないほどに堕落した人間の姿が描かれているのだろうか、あるいは私の想像とは裏腹に、純粋すぎる主人公が生きる価値について悩む姿が描かれているのかもしれない…

そんな想像と、実際の物語の内容との答え合わせをしてみたい気持ちから、この本を手に取りました。

また、人からの勧めでその本を読んだのなら、それもきっかけとして、感想文の書き出しにすることができます。


私が初めて人間失格を読んだきっかけは、友人から、人間失格を読んだ感想を聞いたことです。

それも、「とにかく暗い話で、鬱になる」という感想です。

本の感想で、つまらなかったと言うならわかりますが、鬱になるとはどういうことか、それでかえって興味がわきました。

これ意外にも、表紙の絵の風景に惹かれたから、先生に勧められたから、あらすじを見て面白そうだと思ったから…

など、他の本ではなくその本にした理由が、必ずあるはず。

なぜその本で読書感想文を書こうと思ったのか、そのきっかけを思い出してみてください。

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印象に残った人物

本を読み終えて、1番印象に残った人物は誰でしたか?

その人物と、印象に残った理由をセットにして、感想文の書き出しにしてみましょう。

本の内容を思い出して真っ先に頭に浮かんだ人物は誰…?印象に残った人物+理由 印象と理由をセットにして感想文を書き出してみよう!

また人間失格を課題本にして例文を作ってみると…


人間失格を読んで、印象に残った人物は、やはり主人公である葉蔵です。

女性や薬に溺れて、最後には自らを人間失格と断じた葉蔵ですが、私自身にも、彼と同じような弱さがあるように思って、ドキリとさせられました。

1番書きやすいのは主人公ですが、もちろん作中の他の登場人物でもかまいません。


人間失格を読んで、私が印象に残った人物は、バーのマダムです。

ある日突然、転がり込んできた葉蔵を温かく迎え、最後のシーンでは「神さまみたいないい子でした」と言う、母親のような存在の女性。

自分を人間失格だと語る葉蔵と、彼を神さまみたいだと語るマダムの言葉には、同じ人物を指しているはずなのに大きなギャップがあり、それが印象に残りました。

主人公以外の人物を取り上げることで、一味視点の違う、ユニークな読書感想文が書けることもあります。

本の内容を思い出して、「こんな人物がいたな」と、パッと頭に浮かぶ人物がいたら、なぜその人物が印象に残ったのか、その理由を考えて書き出しに使ってみましょう。

印象に残った言葉

人物と同じ要領で、印象に残った言葉を書き出しにすることもできます。

先ほど使った例文を、人物ではなく言葉に焦点をあてて書き直してみましょう。


人間失格を読み終えて深く印象に残ったのは、「神さまみたいないい子でした」という、バーのマダムの言葉です。

葉蔵は自分を人間失格と言ったけれど、マダムの目には愛すべき青年に映っていた、そのギャップはどこから来たのだろうかと思ったからです。

どんな本であっても、人物の1人、言葉の1つくらいは、読み終わって覚えているものがあるはずですよね。

それを思い出して書き出しにすれば、感想文をスラスラと書き始められますよ。

 

最後は、ちょっと上級者向けの書き出し方の紹介です。

結論から書く(上級者向け)

本を読んだ感想、あなたが最も強く感じたことを、最初の書き出して言ってしまいましょう。

結論から述べることで、インパクトのある書き出しに成る 私はこう思う! 強く心を動かされる本に出会った時に有効な書き出し方法!


一生の友となる本に出会った。

この本を読み終えて、心からそう思いました。

強い気持ちを最初に書くことで、インパクトがあり引き込まれる書き出しになりますね。

あえてネガティブな感想から始めると、さらに強い印象を生むことができます。


この本のいったい何が面白いんだろう。

初めてこの本を読んだ時はそう思いました。

でも、○○の意味がわかった時、私のこの本に対する評価は一変しました。

通常、書き出しに迷う時というのは、特にこれといった感想がない時が多いと思いますが…

それとは逆に、言いたいことがたくさんあったり、本を読んで強く心が動かされた時に使える書き方です。

読んで良かった!という本に出会えた時に、試してみてください。

 

ここまでに、読書感想文の4つの書き出しパターンを紹介しました。

書き出しの一文はうまく書けそうでしょうか?

なんとか書き出すことはできたけど、次が続かない!なんて人もいるかもしれないので…

書き出しの後に、どう文章をつなげていけばいいかについても解説しておきますね。

書き出しから次の文章につなげる方法

読書感想文を書き出すことができたら、次は「なぜなら→もし私なら→だから、こう思う」という順番で、文章をつないでいきましょう。

なぜ→もし→だから、で展開しよう!なぜなら→もし私なら…→だから、こう思う

例えば、こんな感じです。


私が人間失格を読んで最も印象に残った人物は、バーのマダムです。

なぜなら、マダムはある日突然、女性の家を出て転がり込んできた葉蔵を自分の家やお店に住まわせてあげ、最後のシーンでは葉蔵のことを「神さまのようにいい子」と褒めていたからです。

もし私なら、自分に都合の悪いことから逃げるようにして生きている葉蔵を、そんな風に見てあげることはできないし、人間失格を読んでいる間は、正直、彼の弱さや身勝手さに苛立ちすら感じました。

でも最後のマダムの言葉があって、葉蔵という人間は、周囲の人の目にはどう映っていたのだろうかと疑問に思ったのです。

だから、マダムは私にとっては、人間失格という作品の意味を考えるきっかけを与えてくれる人物でした。

この方法を使うと、自分の感想と物語のあらすじをバランス良く盛り込んだ文章を書くことができます。

感想文を書こうとしていたのに、気付いたらあらすじだけで終わってしまった!なんて経験のある人は、ぜひ一度、この「なぜ→もし→だから」テクニックを試してみてくださいね。

 

なお、より詳しい読書感想文の書き方は、下記の記事でも解説しています。

感想文は苦手だという人は、合わせて読んで参考にしてください。

読書感想文の書き方中学生編。魔法のテクニックでスラスラ書ける!≫

読書感想文の書き方高校生編。スラスラ書けるコツを例文付きで解説!≫

読書感想文の書き出しまとめ

それでは、読書感想文書き出しのコツを最後にまとめます。

  • 本を選んだ理由・きっかけから書き出す
  • 印象に残った人物や言葉から書き出す
  • 強く心を動かされた時は、結論から書き出すことでインパクトのある文章になる
  • 書き出しに続く文章は、「なぜなら→もし私なら→だから、こう思う」の順番に展開する

苦手な人も多い読書感想文ですが、書き方さえわかってしまえば、今までよりもグッと短い時間で書けるようになります。

一度コツをつかめば、中学校から高校、大学受験まで、ずっと役に立ちますから、頑張って身に付けてくださいね!