お盆にお供えするお団子の種類と供え方

お盆にお供えするお団子の作法

あんこのお団子の写真お盆のお供え物のひとつに、お団子があります。

実はこのお団子にも何種類かあり、お盆の時期によって違うものを準備します。

ちょっとややこしいかもしれませんが、これもご先祖さまをおもてなしするため。

ご先祖さまが気持ちよく滞在できるよう、お盆にお供えするお団子の種類と供え方を覚えましょう。

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13日のお供え、長旅の疲れを癒やす「お迎え団子」

お盆の入りにお供えするお団子を「お迎え団子」といいます。

あの世からこの世に帰ってきたご先祖さまに食べていただくもので、長旅の疲れを癒せるように、甘いあんこやタレの付いたお団子をお出しします。

お迎え団子をお供えするのは13日。

故人は13日の夕方に家に着くと考えられていますが、早く着いても大丈夫なように、少し早めにお供えしておくのが良いとされています。

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14日のお供え、おやつに食べる「お供え団子」

ぼた餅・おはぎの写真。赤い皿におはぎが1個乗っている14日は、おやつ用におはぎをお供えします。

このおはぎは、お供え団子、お供え餅、おちつき団子などいくつか呼び方があります。

京都では「おけそくさん」と言って白餅をお供えします。お供えを盛る器の名前「華足(けそく)」から命名されました。

15日は、お団子ではなくひんやり涼しいそうめんで

麺つゆが添えられたそうめんの写真15日のお供えは、お団子ではなくそうめんです。

日本のお盆は蒸し暑いですし、2日続けてご馳走を食べた後は、そうめんのようなさっぱりしたものがおいしく感じられますね。

お盆に帰省する故人は、生きている人と同じようにおもてなしするのがお盆の考え方なので、そうめんも乾麺ではお供えしません。

茹でた麺に、麺つゆとお箸を添えてお出しします。

帰省している間は精霊棚が故人の席になりますので、お箸は位牌のある側に置きましょう。

16日は、おみやげ用の「送り団子」

最終日の16日にお供えするお団子は食べてもらうものではなく、あの世へのお土産に持っていってもらう用。

「送り団子」といって、何も付けていない白いお団子を多めに用意します。

持ち帰ったお団子を、好きに味付けして食べてもらおうということですね。

送り団子の飾り方は地方によって異なりますが、お団子を4段の三角錐状に積み上げるのが一般的です。

お盆にお供えするお団子のまとめ

  • 13日 … お迎え団子、あんこやタレの付いたお団子
  • 14日 … お供え団子、おはぎ
  • 15日 … そうめん
  • 16日 … 送り団子、何も付いていない白いお団子

日替わりのお団子やそうめんを用意するお盆の期間。

一見ややこしい作法のようですが、それぞれのお供え物にも、ご先祖さまをおもてなしする意味があったんですね。

現代では、きっちりお作法どおりのお供えをする家庭は少ないかもしれませんが、実家に帰省した時などは、ご先祖さまへの感謝の気持ちを込めて、お団子を用意してみてはいかがでしょうか。