お彼岸FAQ – お彼岸とお盆の違いって?

お彼岸もお盆も先祖供養の行事。違いは何…?

彼岸花の写真。赤く花開いた彼岸花が一輪アップで写っている毎年、3月と9月の2回はお彼岸です。お彼岸は先祖供養をする仏教行事ですが、先祖供養と言えば真っ先に思いつくのはお盆。

お彼岸とお盆、内容はよく似ているようですが、いったい何が違うんでしょう?

各行事の由来や、持つ意味合いの違いを解説します。

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お彼岸とお盆のスケジュール

  • 春彼岸 … 春分の日の前後3日間の計7日間
  • 秋彼岸 … 秋分の日の前後3日間の計7日間
  • お盆 … 一般には8月。東京など関東の一部地域では7月
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お彼岸とお盆の由来の違い

お彼岸は他の国にはない、日本だけの仏教行事。お彼岸の7日間はお墓参りや法要を行い、ご先祖さまに感謝と供養を捧げます。

お彼岸が7日間あることにはちゃんとした意味があり、1日が先祖供養、6日間は、仏教の6つの修行をひとつずつ行うという意味が込められています。

もともと「彼岸」とは、仏教であの世を指す言葉。悟りの世界を意味します。お彼岸は、現世に生きる私達が悟りの世界へ至るための修行として始められた由来があるのです。

一方、お盆の起源は古代のインド。ご先祖さまをあの世からこの世に招き、おもてなしして見送るという行事です。お盆はお彼岸と違い、最初から先祖供養が目的の行事であることがわかりますね。

現在は、お彼岸もお盆も同じ先祖供養の行事として根付いていますが、お彼岸は修行がメイン、お盆は先祖供養がメインの行事だという違いがあります。

お彼岸ではなく、お盆に大々的な休みを取ることが多いのは、季節的なこともありますが、もしかしたらこうした背景の違いも関係しているのかもしれませんね。

お彼岸とお盆のお供えの違い

ぼた餅・おはぎの写真。赤い皿におはぎが1個乗っているお彼岸のお供えはぼた餅・おはぎです。春の花である牡丹と、秋の花である萩にちなみ、3月の春彼岸ではぼた餅、9月の秋彼岸ではおはぎと呼びます。

名前は違いますが、ぼた餅もおはぎも同じもの。季節で呼び方を変えているのです。

古くから、小豆には邪気を祓う力があると信じられていたため、ぼた餅・おはぎがお供えされるようになりました。小豆に神聖な力があるという思想は、日本人が特別な時にお赤飯を炊くことにも表れています。

お盆では、盆提灯と呼ばれる提灯を点し、キュウリの馬やナスの牛を飾ります。野菜の動物たちはご先祖さまが乗るための乗り物、提灯の明かりは、ご先祖さまが迷わず家へ帰ってこれるように点けるものです。

お盆の終わりである15日か16日には、送り火を焚いて、ご先祖さまをあの世へと見送ります。

お彼岸に比べると、お盆のお供えや飾りには、ご先祖さまのための実用的な意味があることがわかりますね。