送り盆って何するの?送り盆の意味やお供え物とは

ご先祖さまの霊をお見送りする、送り盆の行事とは

灯籠流しの写真送り盆とは、家に迎え入れたご先祖さまの霊を送り出す日。

この世に滞在していたご先祖さまを、再びあの世へとお見送りする日です。

一般的に8月16日に行いますが、一部地域では7月のことも。

送り盆はどのような行事をして過ごすのか、送り盆の意味とお供え物について解説します。

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送り盆の送り火と灯籠流し

送り盆には、ご先祖様が道に迷うことなく帰れるようにと「送り火」を焚いて送り出す地域もあります。

オガラに火をつけたり、ワラに火をつけたりと、火の付け方はさまざまで、灯篭流しもそのひとつ。

火を灯した灯籠を川に流す灯籠流しは、送り火の役割を果たすと同時に、病気や災いを一緒に流す、厄除けの意味もあるとされています。

夏の闇夜に浮かび上がる灯籠は幻想的な美しさ。夏の風物詩として、お祭りや花火と同時に全国各地で見られます。

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ご先祖さまの乗り物、精霊馬と精霊牛

お盆の精霊馬の写真送り盆の重要なお供え物が、精霊馬と精霊牛。

精霊馬と精霊牛は、ナスとキュウリに足をつけて動物のように見立てたお供え物で、一般的には13日に棚の上に飾るようにします。

動物の形を模すのは、お盆の時期にあの世とこの世を行き来するご先祖さまの乗り物にするため。

キュウリで作る精霊馬は足が速く、ナスで作る精霊牛は足が遅いとされています。

地域によって違いはありますが、通常はご先祖さまを家にお迎えするのが精霊馬で、あの世へとお送りするのが精霊牛。

来る時は家に早く帰って来れるように、帰りは少しでも長くこの世に留まってくれるようにという意味が込められています。

全国各地の送り火

送り盆に行われる行事は全国各地にあり、なかには夏の行事として有名なものも。

長崎では「精霊流し」という、爆竹と鐘の音が大きく響き渡る中、初盆の霊をのせた精霊船を送り出すイベントがあります。

奈良では「大文字送り火」というものが行われ、高円山に大文字を燃やし、戦争で亡くなった方の慰霊と平和を願ったイベントが行われます。

京都で有名なのは「五山送り火」。京都を囲んでいる五山に「大文字」、「妙法」、「鳥居形」、「左大文字」、「舟形」の五種を型どった火を燃やし、ご先祖を送り出すというお盆の行事です。

それぞれの地域で行われる行事は異なりますが、ご先祖さまを敬う気持ちは変わりません。

一度、自分が生まれ育った地域や住んでいる地域とは別の場所で送り盆を体験してみると、お盆の大切さや日本の良さを改めて知る良いきっかけになるかもしれませんね。