今さら聞けないお盆の基本。お盆の供養って何するの?

お盆ってどんな意味のある行事?

ろうそくの明かりを背景に菊の花が活けられている写真お盆といえば、お墓参りや先祖供養をする行事。

そこまでは知っていても、いざ自分が大人になってみると、お盆の供養とは具体的に何をすればいいのか、意外とわからない人も多いのではないでしょうか。

お盆の供養とは何をするものなのか?

今さら聞けないお盆の基礎知識を解説します。

お盆の由来については、こちらの記事を参考にしてくださいね。

お盆の由来きちんと説明できますか?3分でわかるお盆の由来!≫

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お盆の始まりと終わりを告げる、迎え火と送り火

お盆とは、先祖の霊をまつるために旧暦7月15日頃(現在は8月15日頃)に行われる行事で、あの世からこの世へ、ご先祖さまの霊が帰ってくる期間とされています。

先祖が家に迷わずたどり着けるようにたき火をする「迎え火」を灯して、お盆が終わる期間には、迷わず帰れるようにたき火をする「送り火」で先祖の霊を送り出します。

迎え火と送り火は、日本人の優しい先祖への想いがひしひしと伝わってくる心優しい風習です。

しかし、現在ではマンションやアパート住まいが増えましたし、火を使うことが難しい住宅地が多いのが現状。

でも、そんな場合には玄関口に提灯を飾って明かりを灯せば、迎え火や送り火の役割を果たせます。

たき火は難しくても、ご先祖さまのために明かりを準備してみてはいかがでしょうか。

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お盆には、お墓掃除とお墓参りで先祖供養を

仏花がお供えされたお墓の写真お盆に忘れてはいけないものとして、お墓の掃除があります。

お墓をきれいに掃除した後、お墓参りを行えば、ご先祖さまも喜んでくれますよ。

また、地域によっては、お墓参りの際に提灯に火を灯し、家まで先祖の霊を案内するといった風習もあります。

お墓参りのお線香の正しい上げ方は、宗派によって異なる場合があり、例として天台宗や真言宗は3本、禅宗は2本、浄士真宗は1本です。

このように、地域の風習や宗派によっては、多少なりともやり方が変わってきますが、お盆には、最低でもお墓掃除とお墓参りは必ず行うようにしましょう。

お供え物は、旬の果物や故人の好きだった物をあげるようにしましょう。

お墓参りを怠ってしまうと、足周りを怪我してしまうといったいわれもあります。ご先祖さまへの感謝を忘れないようにという意味もあるのかもしれませんね。

ナスやキュウリで作る、お盆の飾りの意味は?

お盆の精霊馬の写真お盆に独特の飾り物として精霊馬や精霊牛があります。

爪楊枝や割り箸を刺して4本足にしたナスやキュウリを見たことがないでしょうか?

これはナスやキュウリを動物のように見立てて作ったもので、お盆の時にご先祖様が行き帰りをする乗り物となります。

一般的にキュウリで作る精霊馬はご先祖様が家に帰る際に使用し、ナスで作る精霊牛は帰りに乗る乗り物とされています。

馬は足が速いので、ご先祖さまがあの世から早く帰ってこられるように、牛は足が遅いので、ご先祖さまがあの世に帰ってしまう時間をできるだけ遅らせるようにとの意味があるんですよ。

12~13日には精霊馬を飾り、16日には精霊牛を飾りましょう。

お盆のお供え物のマナー

お供え物に食べ物をお供えする際には、ご先祖様が食べやすい状態でお出しするのがマナーです。

お菓子なら袋から出し、果物なら皮を剥いて食べられる状態で。箸や楊枝なども忘れずに用意します。

また、食べられなくなるまでお供えをする必要はありませんので、なるべく粗末にすることのないように早めにお下げしましょう。

お下げしたものは、家族や親戚などでいただき、味わうようにします。

お供え物を食べていいの?と思うかもしれませんが、お供えとは「共に供する」という意味から来ています。

お供えをご先祖さまと分け合うことも供養のひとつなんですよ。