子供がインフルエンザかも!市販薬は飲ませてもいいの?

子供の急な高熱!インフルエンザだったらどうしよう…

布団で横になって苦しそうな表情の女の子の写真インフルエンザの発症は突然です。

子供が急に38度を超える熱を出してしまったけれど、今日は病院には連れて行けない…。

そんな時、どんな対処をするのが正しいのでしょうか?

子供のインフルエンザの疑いがある時に市販薬を飲ませてもいい?
すぐに病院に連れて行けない時はどうすれば?

子供がインフルエンザになった時の正しい対処について説明します。

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インフルエンザの時に市販薬を飲むと脳症になるリスクがある

子供が急に発熱すると、すぐに解熱剤を飲ませたくなってしまいますが、インフルエンザが疑われる時にはちょっと待って!

インフルエンザにかかった時に、ある薬の成分を服用すると、インフルエンザ脳症という脳の病気を引き起こすリスクがあることがわかっています。

インフルエンザ脳症は年間100~200人ほど報告されますが、そのほとんどが5歳未満の子供。ただし、成人した大人でも発症した例があり、子供の年齢に関わらず注意が必要な病気です。

インフルエンザ脳症を起こすリスクがあるのは、次の3つの成分。どれも市販の解熱剤や風邪薬に配合される成分なので、知らずに市販薬を使うのは危険を伴います。

  • アスピリン(アセチルサリチル酸)
  • ジクロフェナクナトリウム
  • メフェナム酸
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インフルエンザ脳症のリスクがある市販薬

とはいえ、成分だけを見て、薬の見分けが付く人はなかなかいませんね。インフルエンザの時に飲んではいけない、代表的な市販薬には次のような薬があります。

どれも、解熱剤や鎮痛剤として一般的な薬ですので、自己判断で子供に飲ませてしまわないように気をつけてください。

  • バファリン
  • アスピリン
  • ボルタレン
  • ポンタール

インフルエンザ=48時間以内に薬を飲まないと治らない、は間違い

インフルエンザは、発症から48時間以内に薬を飲まないと治らないと思っていませんか?

実はそんなことはなく、インフルエンザは薬を飲まなくても自然に治る病気です。抗インフルエンザ薬の効果は、実はインフルエンザの治癒を1日早めるだけであり、私たちが思っているような劇的な治療効果があるわけではありません。

週末などで発症から2日以内に抗インフルエンザ薬を飲めなかった場合は、すでにウイルスの増殖がピークを超えてしまっているので、それから抗インフルエンザ薬を飲んでもあまり意味がないのです。

たとえ抗インフルエンザ薬を飲まなくても、もともと健康な子供であれば、5~7日間で自然とインフルエンザは治ります。

インフルエンザ?と思ったら「水分補給して安静に」基本

水の入ったガラスのコップの写真子供がインフルエンザにかかったと考えられる時は、市販薬で無理に熱を下げようとせず、水分補給をして安静にさせるのが基本です。

枕元にスポーツドリンクを置き、体力が落ちないように消化の良い食事を食べさせるようにしましょう。水分と栄養を補給して安静にしていれば、熱はだんだん下がってきます。

下手に解熱剤を飲ませてしまうと、体温が下がることでウイルスへの抵抗力が落ちたり、薬の効果が切れてから再度発熱しまうなどして、逆に子供に辛い思いをさせてしまうことがあります。

市販薬の使用は基本的に避けたほうが賢明です。

けいれんなどの異変が見られたらすぐに病院へ

子供のインフルエンザで怖いのは合併症。

最も重い合併症はインフルエンザ脳症で、ほとんどは5歳以下の幼児で発症します。インフルエンザ発症後、数時間~1日以内に発症する特徴がありますので、発熱直後は特に子供から目を離さないようにしてあげましょう。

  • けいれんが10分以上続く
  • 意識がなく、呼びかけたり手足をつねっても反応しない
  • 突然大声を出す
  • 幻覚が見えているような言動をする

などの異常な行動が起きた場合、合併症を起こしている可能性があります。このような場合は、迷わず病院へ連れて行きましょう。