お盆の海水浴が危険な3つの理由。くらげと幽霊と、もうひとつは…?

「お盆に海水浴に行ってはいけない」理由とは

パラソルが立てられたビーチの写真子供の頃や、夏休みに田舎へ帰省した時、「お盆の時期は海水浴へ行ってはいけない」と言われたことはないでしょうか?

地方によっては、海だけではなく、川遊びをしてはいけないと言われることもあるようです。

でも、お盆と言えば夏の盛り。海水浴も川遊びも、1番楽しい季節ですよね。

なぜお盆に海水浴をしてはいけないと言われるのか?

その根拠にはいろんな説がありますが、代表的なものをご紹介します。

スポンサーリンク

お盆に海水浴をしてはいけない理由:幽霊説

お盆に海に行くと、霊に体を引きずられて戻ってこられなくなってしまうという説。

昔から、水のある場所には霊が集まりやすいとされています。

お盆の季節になると、誰からも供養されなかった霊も「今なら、誰かが供養してくれるかも」と思って、この世に戻ってくるそうです。

でも、結局誰からも供養されなくて、寂しさのあまり、誰かを引っ張り込んでしまうのだとか…。

実際、お盆シーズンは水難事故が増えますが、これは単純に、海や川へ行く人が増えるからということもあるでしょう。

水場に行く機会が多い季節に、事故を気を付けるようにという意味で生まれた迷信なのかもしれません。

スポンサーリンク

お盆に海水浴をしてはいけない理由:くらげ説

くらげの写真お盆にはくらげが大量発生するので、海に行ってはいけないという説。

実際のところ、くらげはお盆にだけ出るのではなく、一年中います。

ただ、お盆前のくらげはまだ成長前で小さく、目立ちません。6月下旬までは岩場に張り付いていて、その時期を過ぎると岩場から離れ、9月前にかけて最大サイズにまで成長します。

お盆の前にはくらげがたくさん出て危険だ、と言われますが、これはくらげが成長して大きくなるから、たくさん出てきたように見えるだけなんですね。

では、大きくなったくらげが発生している海に入ることは危険なのでしょうか?

これは当然危険です。理由はもちろん、くらげの毒。

くらげの毒は、2度目に刺された時に呼吸困難などの激しいアレルギー反応が出る、アナフィラキシーを起こす可能性があります。

特に危険なのは、カツオノエボシという、青いビニールのように透き通った10cmほどのくらげ。カツオノエボシは自力で泳ぐことができず波間を漂っているため、よく海岸に打ち上げられます。

たいていのくらげは、刺されたとしても痛みや腫れで済みますが、カツオノエボシのように毒性の強いくらげに刺されると、アナフィラキシーにより溺れたり、ショック死に至るケースも。

お盆の時期に海に入る時は、泳いでいる時はもちろん、打ち上げられたくらげを手で拾ったり、足で踏んでしまわないようにも気をつけましょう。

お盆に海水浴をしてはいけない理由:土用波説

お盆の時期の海には土用波(どようなみ)という、普段とは異なる波が発生して危険だからという説です。

土用波とは、遠洋の台風の影響を受けて、沿岸に突然発生する大波のこと。通常の2~3倍はある高波で、かなり泳ぎが上手な人でもこの波にさらわれて事故になってしまうことがあります。

幽霊説はともかくとして、お盆に海に行ってはいけないという戒めは、あながち根拠のないことでもないということですね。

せっかくの海水浴で思わぬ事故に巻き込まれないためにも、くらげや波にはあらかじめ注意を払っておきましょう。