有名ネントレ本5冊の具体的なやり方と実践結果をまとめました。

寝かし付けに悩むママ向け、ネントレ本の内容紹介

現在1歳になる娘を育てていますが、子育てで最も手を焼いたのは寝かしつけ。

我が子は生後2ヶ月で昼夜逆転し、それを解消するためにあらゆるネントレ本を読み漁りました。

役に立ったものもあれば、何の参考にならないものも。

 

これが普通の読書であればそれでもいいのですが、0歳児のママには、自分の楽しみのために本を読む余裕はなかなかありません。

1秒でも早く寝かせたくて、今すぐ寝る方法を知りたくて必死です。

同じように寝かし付けに悩んでいるママのために、有名ネントレ本5冊の内容と、実際に読んだり実践してみた感想を紹介します。

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赤ちゃんが朝までぐっすり眠る方法(エリザベス・パントリー)

Amazonのレビューを徹底的に読み込んだ結果、私が最初に買ったネントレ本。

「泣かせないネントレ」として知られています。

 

非常に読みやすく優しい語り口で、今ママがしていることや、ママのやり方を否定しません。

今の生活パターンや環境は変えずに、どうしたら今よりもスムーズに赤ちゃんが寝てくれるか、というスタンスで書かれています。

 

レビューを読んで、寝かし付けのテクニックがたくさん書いてある本だと思ったのですが、赤ちゃんの睡眠の様子を数日間記録に付けて観察し、寝かし付けを客観視できるように可視化してから、眠りの計画を作る…という流れ。

  • 繰り返し同じルールを作って赤ちゃんに「今は眠る時間」と学習させる
  • 一緒に眠るお友達(ぬいぐるみや毛布など)を作る

などの寝かし付けのコツについても書いてあるのですが、いずれも時間をかけて、”習慣”として赤ちゃんに学習してもらう必要があることが多く…

「今日から実行できて、すぐに赤ちゃんが寝てくれるテクニック」を期待していた私にとっては、ちょっと期待ハズレでした。

 

この本は、寝かし付けに本当に困ってから読むよりも、困る前、まだ時間と心に余裕のある時に読むべきだな…というのが個人的な感想です。

レビューの評判は良いので、とにかく赤ちゃんを泣かせるのは嫌!という人にはいいのかもしれません。

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カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとおかあさんの快眠講座(ジーナ・フォード)

「ジーナ式」として知られる有名ネントレ本。

エリザベス・パントリーの「泣かせないネントレ」に対し、「泣かせるネントレ」として分類されていることが多いようなのですが、実際に本を読んだ私としては、それは誤解だと思います。

そして数あるネントレ本のうち、最も役に立ったのが、このジーナ本でした。

 

ジーナ式の最大の特徴はスケジュール。

赤ちゃんの月齢に合わせて起床時間から授乳時間まで、1日のスケジュールが分単位で決められており、そのとおりに過ごすと赤ちゃんは決まった時間に寝るようになるという内容です。

スケジュールは、例えば新生児だとこんな感じ。

  • 7:00…カーテンを開けて起床し、授乳
  • 9:00…カーテンを閉めて暗くした寝室に連れて行き、おくるみで巻いて寝かせる
  • 10:00…カーテンを開けて起こす
  • 10:30…授乳
  • 11:30…寝室でお昼寝
  • 14:00…カーテンを開けて起こす
  • 14:20…授乳
  • 16:15…寝室でお昼寝(というか夕寝)
  • 17:00…授乳
  • 18:00…沐浴後、明かりを落として暗くした寝室で授乳
  • 19:00…就寝
  • 22:00…寝室の電気を付けて片胸を授乳後、部屋を暗くしてもう一方の胸を授乳

超具体的!

時間だけではなく、ベッドメイクの仕方、おくるみの巻き方、母乳を左右どちらから飲ませるか、何分飲ませるか、ミルクの量、搾乳の量…など、お世話の方法が非常に具体的に説明されています。

ただ、やらなくてもわかることですが、こちらがスケジュールを設定しても、赤ちゃんがその通りに動いてくれるなんてことは起こりません。

ジーナ式は、本の通りに実践しようとすると必ず「理想との差」がどんどん開くので、自分なりにアレンジしておおまかなルールだけを守る「ゆるジーナ式」を実践しているママが多いようです。

我が家も、新生児の時には次の3つのルールを守れれば良しとする、ゆるジーナをやっていましたが、それだけでも劇的に楽になりました。

  1. 朝は7:00に起こし、夜は19:00に寝かせる
  2. 新生児は2時間以上起きると、疲れすぎて興奮状態になり、逆に寝付けなくなるので、2時間以上は起こしておかない
  3. 赤ちゃんの1日のトータル睡眠時間は決まっているので、お昼寝は1日4.5時間以下に抑え、夜長時間眠れるようにする

そもそもジーナ本を読んだきっかけは、生後2ヶ月くらいの我が子が夜眠ってくれなくなり、昼夜逆転してしまったため。

でも、この3つのルールを取り入れただけで、次の日から昼夜逆転が治りました。

 

あらゆることが具体的に示されているジーナ式ですが、一方で寝かし付けについては、例えば抱っこゆらゆらのような「どうやって寝かせるか」というテクニックはあまり書かれていません。

ジーナ式は「決まった時間にベッドに赤ちゃんを置き、1人で眠ることを学習させる」のが基本だからです。

ジーナは、赤ちゃんが本来持っている自分で眠る力を育てる、というような表現をしていたかと思います。

 

そのため、寝かし付けの時に赤ちゃんが泣いたとしても、すぐには手を出さず、10分ほどは泣かせて様子を見ます(泣かせるネントレ、と曲解されるのは、おそらくこのため)。

様子を見る理由は、泣いてすぐにかまってしまうと、それが赤ちゃんを興奮させてしまい、かえって眠れなくなるから。

寝かせるつもりで、赤ちゃんの入眠を邪魔してしまうのです。

また、泣いたら抱っこ、泣いたらゆらゆら…という習慣を付けてしまうと、赤ちゃんが「それがないと眠れない」と学習してしまい、1人で眠れなくなります。

この「泣いても10分は待つ」を実践するようにしたところ、驚いたことにかなりの確率で泣き止んで寝るようになりました。

 

赤ちゃんが泣いたら授乳→お腹いっぱいになったら寝る→起きるまで寝かせておく→泣いたら授乳…というサイクルが当たり前だと思っていたのですが、そうではないことを初めて教えてくれたのが、このジーナ本。

ジーナ曰く、ジーナのスケジュールを使えば、ほとんどの赤ちゃんが夜7時に寝て朝7時までぶっ通しで寝るというのですが、残念ながらその域には到達できていません(^_^;)

それでも、子供が夜19時に寝てから次の授乳時間までの5時間以上ゆっくり夕食を取れるようになったこと、子供の1日の行動を予測できるようになったこと、泣き声に振り回されなくなったことなど、得られた恩恵の大きさは甚大です。

それまでは授乳しながら食事する、泣くんじゃないかと気になっておちおちシャワーも浴びられない、という日々だったので…。

 

多くのレビューで書かれているように、本の構成が悪く非常に読みにくいのですが、私にとっては最高のネントレ本でした。

どうしたら赤ちゃんが寝てくれるのかを具体的に教えて欲しい!という人には、ぜひおすすめします。

 

ただ、すべて本の通りにしようとすると、ルールにがんじがらめになってしまうので、神経質な人は、かえってストレスになるかもしれません。

本の通りにならなくて当たり前、できるところだけやってみよう、と、おおらかな気持ちで取り組んでみてください。

赤ちゃんとママが安眠できる魔法の育児書 (トレイシー・ホッグ)

ゆるジーナを実践中のママに、トレイシーの提唱する「EASY」式育児を組み合わせている人が多いので読んでみました。

内容的にはネントレ本ではなく育児書で、赤ちゃんとのコミュニケーション方法や、赤ちゃんと暮らす心得のようなことが書かれています。

 

トレイシーのEASY法は、次の行動パターンを繰り返して生活するというもの。

  • Eat…授乳・食事
  • Action…遊ぶ
  • Sleep…寝る
  • Your time…親の自由時間

大切なのはこの順番。

ジーナ式もそうなのですが、重要なのは授乳と睡眠を切り離すことです。

 

何も知らずに産院を退院した場合、多くのママが授乳→寝かせる、という順番で毎日を過ごしているのではないでしょうか。

でも、これをやってしまうと、ママはいつまでも赤ちゃんの要求に振り回されることになり、赤ちゃんは1日の生活リズムが作れないという、行き当たりばったりで誰も得をしないスタイルに陥ってしまいます。

 

私もジーナ式で初めてやってみた時は驚きましたが、授乳と睡眠は切り離せます。

赤ちゃんって、お腹いっぱいになったから寝るわけではなく、眠くなったから寝るんです。

授乳後、起こしておいてから寝かせたら、空腹で寝ないんじゃないかとドキドキしますが、そんなことないんです。

EASY式をやってみると、それがよくわかります。

 

この本は読みやすい育児本、EASY式の入門としてはいいのですが、最初にもお伝えしたとおり、寝かし付けに関する内容はあまり多くありません。

ネントレや寝かし付けのテクニック的なものを期待すると、期待と違うことになるかもしれないので、育児の広い範囲を扱った本だということを理解して買うのをおすすめします。

赤ちゃんがすやすやネンネする魔法の習慣(A・カスト・ツァーン H・モルゲンロート)

ドイツの小児科医の先生が書いた、ドイツのベストセラー。

日本で「泣かせるネントレ」と呼ばれているのは、この本の方法です。

「子供を泣かせたままにしておくなんて…」という批判をよく見かけますが、個人的にはそんなに可哀想なことしてるかしら?というのが正直な気持ち。

赤ちゃんが泣く=ママが悪いことをしている・ママのせいで泣いている、という気持ちが強すぎるのではないでしょうか。

この本の内容には赤ちゃんへの愛情もちゃんと感じられるし、いつまでも上手に寝付けないこと、親がストレスを抱えてイライラした状態で赤ちゃんに接することのほうが、よほど可哀想では…と思ってしまいます。

 

この本が教えてくれるネントレは、具体的にはこんな内容です。

  • 赤ちゃんを1人でベッドに置き、親は部屋を出る
  • 赤ちゃんが泣いて寝ない場合は時間をはかり、数分おきに声をかけては部屋を出るを繰り返す
  • 徐々に、声かけまでの時間を長くしていく

これを、赤ちゃんが寝るまで根気強く繰り返します。

このネントレをすると、初日は大泣きの赤ちゃんも、早ければ2日目には、1人で泣かずに寝られるようになるという、スゴイ方法。

 

私がこの本に出会ったのは、夜間断乳を考え始めた時でした。

実践したかったのですが、当時の我が家は都心の狭い賃貸マンションで、ご近所迷惑を考えると、だいぶ声の大きくなってきた赤ちゃんを数日泣きっぱなしにするということができず、断念しました。

ジーナ式よりも前にこのネントレを知っていたら、もっと早くやっていたのに…と思います。

 

即効性のある寝かし付け方法を知りたい人、夜泣きに困っている人、夜間断乳したい人におすすめのネントレ本。

薄くて読みやすく、何をすればよいかが具体的に書いてあるのでわかりやすいです。

赤ちゃんがぐっすり寝てくれる奇跡の7日間プログラム(山本ユキコ)

私のネントレ本歴の中では1番最後に読んだ本なのですが、これは最初に読んでおきたかったな、という本。

すでに多数のネントレ本を読み漁っていた私にとっては、目新しい内容は正直なかったのですが、たくさんの本に共通して書かれている、「赤ちゃんが寝るために必要なエッセンス」だけがまとめられている感じです。

押し付けがましくなく、同じ子育てママとして共感の持てる読み味も好印象。

 

「寝る時間を毎日同じにする」「部屋に一切光を入れない」など、赤ちゃんに寝てもらうための具体的なポイントが、わかりやすい解説と共に紹介されています。

どれも難しい方法ではなく、読んだその日から取り入れられるものばかり。

必要な内容だけが無駄なくまとまっているので、初めてのネントレ本としておすすめ。

まずはこの本を読んで心と生活を落ち着けた後、他のネントレ本を読み進めるとわかりやすいと思います。