米ぬか不使用。タケノコのアク抜きは重曹を使うと時短&簡単!
台所を汚さず茹で時間もグッと短縮!タケノコのお手軽あく抜き方法
春が旬のタケノコ。
独特の歯ざわりが何とも美味ですが、生のタケノコを調理するとなると、ネックになるのがタケノコのあく抜き。
タケノコは非常にあくが強く、竹林で今すぐ採りたてでもない限り、あく抜きが必要です。
米ぬかを使う方法が一般的ですが、米ぬかなんて常備していないという人も多いですよね。
そんな時、あく抜きに便利なのが重曹。お料理にも掃除にも使える、魔法の粉として評判になった重曹は、タケノコのあく抜きにも活躍します。
米ぬかより手軽で、しかも時短な、重曹を使ったタケノコのあく抜き方法を紹介します。
重曹でタケノコをあく抜きする方法
- タケノコ … あく抜きしたい本数だけ
- 水 … 適宜
- 重曹 … 水1Lにつき小さじ1程度
(1)タケノコは皮を剥き、縦半分に切っておく。
(2)タケノコがすっかり入る大きさの鍋を用意し、水1Lにつき小さじ1程度の重曹を入れて沸騰させる。タケノコが鍋に入りきらない場合は、さらにカットしてもOK。
(3)沸騰したお湯にタケノコを入れる。グツグツと沸いてきたら火を弱火にし、30分程度茹でる。
(4)タケノコに竹串を刺して、すっと通る程度になれば出来上がり!
お湯に重曹を入れて茹でるだけなので難しいことは何もありませんが、注意点としては重曹を入れ過ぎないこと。
重曹を入れ過ぎるとタケノコの色や食感を残ってしまうので、目分量でドサッと入れないように気をつけましょう。
米ぬかを使ったあく抜きでは、茹で上がった後そのままお湯が冷めるまで放置しますが、この茹で方の場合は、茹で上がったタケノコを水洗いしてすぐに調理に使用できます。
米ぬかのように排水口に詰まることもなく、流水ですすぐだけで大丈夫なので、後片付けも簡単&手間いらず。
すぐに食べない場合や食べきれない分は、茹で汁につけたまま冷まし、その後、新しい水(重曹は不要)を入れた密閉容器で保存しましょう。
重曹でタケノコのあく抜きができる理由
重曹は弱アルカリ性の性質を持っています。
タケノコや山菜のあくはアルカリ性に溶け出す性質があるため、重曹を入れたお湯で茹でると、あくがお湯に溶け出して抜けるというわけ。
さらに、重曹には繊維を軟化させる効果もあるので、普通にタケノコを茹でるより、湯で時間を短縮することもできます。
伝統的なあく抜き方法では、皮をつけたまま2時間以上は煮込む必要がありますが、この方法だと半分以下の時間であく抜きできて、時短にもなります。
旬のタケノコを食べたいけれど、あく抜きが面倒でなかなか買う気になれなかったという人も、今年はぜひ重曹を用意して、あく抜きにトライしてみてくださいね。