チーズの本当の賞味期限って、いつ?

チーズは発酵食品だから腐らない…?

チーズの写真。ホールケーキ型の大きなチーズからケーキのようにチーズを切り出したところ冷蔵庫で発見した賞味期限切れのチーズ。

見た目は問題ないし、チーズは発酵食品だから腐らないって言うけど、本当のところは…?

チーズの賞味期限について、いつまで、どんな状態なら食べられるのかをまとめました!

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プロセスチーズとナチュラルチーズの違い

市販されているチーズには2種類あることをご存知でしょうか?プロセスチーズナチュラルチーズの2つです。

2つの違いは、発酵継続中か、発酵がストップしているか。

ナチュラルチーズは発酵が継続しているもので、時間とともに熟成が進み、味がどんどん変わっていきます。輸入物の外国産チーズは、ほとんどがこのナチュラルチーズ。

プロセスチーズは、ナチュラルチーズを加熱して発酵をストップさせることで、食べごろの味のままの状態で安定させたチーズ。すでに発酵が止まっているので、ナチュラルチーズのように熟成することはありません。スライスチーズやキャンディチーズなどが、このプロセスチーズに分類されます。

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“賞味期限”は食べられる期限のことではなく、美味しく食べられる食べごろのこと

チーズに表記されているのは「賞味期限」であって、「消費期限」ではありません。

消費期限は、その食品を安全に食べられる期限を指すので、消費期限を過ぎた食品を食べるのは危険です。

一方の賞味期限は、その食品が美味しく食べられる食べごろを示したもの。賞味期限を過ぎたとしても、味は落ちますが品質上は食べても問題ありません。

とはいえ、保存期間があまりに長期に渡ると、思わぬ雑菌の繁殖などで食品が変質する可能性もあるので、賞味期限切れの食品を食べてもいいかどうかをメーカーに聞いても、「できるだけ早めにお召し上がりください」としか答えてくれません。賞味期限を過ぎた食品を食べるかどうかは、最終的には自己責任。

ただ、「賞味期限」については、明らかにカビが生えたり変質しているのでなければ、多少期限を過ぎていてもあまり神経質になる必要はないということです。

結局、チーズはいつまで食べられる?

チーズの盛り合わせの写真。お皿に白カビ・青カビ・ハードタイプなど複数のチーズが乗っているデパートのチーズ売り場で、12ヶ月熟成、24ヶ月熟成などの文字を見かけたことはないでしょうか?ナチュラルチーズは、そもそも商品と出荷されるまでに数年にも及ぶ熟成期間を経ていることがほとんど。

食べて1番美味しい時期に出荷しているだけであって、明確な消費期限というものは存在しません。どんな味や食感の段階を食べごろとするかは個人の好みにもよるので、チーズの賞味期限は「一般的に皆が美味しいと感じる味で食べられる時期」の目安とも言えます。

食べても体に害はないかという観点でいくと、ナチュラルチーズ・プロセスチーズとも、賞味期限を過ぎたものを食べても基本的に問題はありません。

ただし、家庭ではチーズの保存状態がまちまちのため、開封後はチーズが傷んでしまう可能性が高くなります。メーカーが、賞味期限を過ぎても大丈夫と断言できないのは、期間だけでは品質の良し悪しを決められないという理由もあります。

このように、食べられる期限を決めにくいチーズですが、カビが生えてしまったら、少なくともカビた部分を食べるのは止めておきましょう。

チーズに含まれる乳酸菌がチーズ内部へのカビの繁殖を食い止めるので、多くの場合、チーズ表面に生えたカビを取り除けば、残りの部分は食べても大丈夫です。

ただし、カビが広範囲に生えてしまったり、臭いや見た目が明らかに変質している場合は、食べるのは止めておきましょう。特にピザチーズのようなシュレッドタイプのチーズの場合は、カビがどこに生えているかがわかりにくいので、カビが生えてしまったら食べないほうがいいでしょう。

見た目にそう変化がなくても、食べてみて味にピリッとした刺激があったり、苦味があるなど、明らかにおかしな味がする場合には、食べるのは避けたほうが無難です。