卒業式のストッキングの色は黒かベージュか、正解はどっち?
卒業式の黒スーツに合わせるストッキングの色、正しいマナーは…?
お子さんの卒業式は、黒のフォーマルスーツで出席するママが大多数。
でも、そこで迷ってしまうのが、黒スーツに合わせるストッキングの色。
黒のストッキングでは喪服のようだし、かといって1人だけベージュや肌色のストッキングだったら浮いてしまうし…。
卒業式に出席する際の、ストッキングの色のマナーについてまとめました。
卒業式のストッキングの色に、明確な決まりはない
卒業式のストッキングの色に、必ず黒、必ずベージュという明確な決まりやマナーはありません。
ただ、黒はやはり喪を連想させるため、仏事・弔辞以外では黒のストッキングは着用しないほうが良いというのが一般的なマナーです。
地域によっては、卒業式には黒スーツ+黒ストッキングがスタンダードになっているところもありますが、迷うようなら、黒よりもベージュのストッキングを選んだほうが良いでしょう。
そもそも、卒業式は弔事ではなく慶事です。
仮に黒ストッキングの保護者が多かったとしても、ベージュ・肌色のストッキングが常識はずれということはありません。
マナーとして覚えておきたい、ストッキングとタイツの違い
卒業式の季節は、地域やその年の気候によっては、まだ肌寒いこともあります。
卒業式は冷え込みの激しい体育館で行われますから、薄手のストッキングではなくタイツで…という考えも頭をよぎるかもしれません。
でも、フォーマルな服装にはタイツはNG。ストッキングを合わせるのがマナーです。
タイツとストッキングの境目は、一般的には30デニールが基準。
30デニール以下ならストッキング、30デニール以上はタイツで、デニール数が高くて厚みがあるほどカジュアル寄りだとされています。
フォーマルな服装に、厚みのあるタイツはNGだということは、マナーのひとつとして覚えておきましょう。
足がきれいに見えるストッキングの色の選び方
卒業式の黒スーツに合わせるストッキングについて、ここまでのマナーをまとめます。
- 黒は基本的に弔事用なので、色はベージュがベター
- 厚手のタイツはフォーマルにはふさわしくないので避けること
最後に、足がきれいに見えるストッキングの色の選び方についても紹介しておきます。
ベージュ・肌色系のストッキングは、ワントーン暗めを選ぶのが、足をきれいに見せるコツ。
なんとなく明るい色を選びたくなりますが、ストッキングのカラーというのは真っ白な台紙に乗せて見ている色。実際に肌の上に乗せた色味とは微妙に差異があります。
ワントーン暗い色を選ぶと素肌になじみ、すっきり引き締まった印象になりますよ。反対に、自分の肌色よりも明るめの色だと、足を膨張して太く見せてしまいます。
ちょっとしたことですが、スーツをよりきれいに着こなすために、次回ストッキングを買う時には注意してみてくださいね。