喪中先にお中元を贈る時の水引とのしのマナー
喪中先にお中元を贈る時のマナー
お中元はお祝い事ではなく感謝の気持ちを示すものなので、喪中先に贈ること自体はマナー違反にはなりません。
けれど、喪中の方に紅白の水引を付けて贈っていいものか?となると、話は別。
喪中先にお中元を贈る時の水引やのしのマナーを紹介します。
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お中元を喪中先へ贈る時の水引とのしは?
喪中先にお中元を贈る時は、水引や熨斗(※1)の付いたのし紙は使いません。
お中元は慶事にはあたらないとはいえ、喪に服している相手に紅白の水引でものを贈るのは、少々無神経。
喪中の相手には、何も印刷されていない無地の短冊もしくは掛け紙(※2)を使うのがマナーです。
※1…のし紙の右上に付いている、お札のような形のマークが熨斗(のし)です。
※2…熨斗や水引のない無地の掛け紙は、奉書紙とも呼ばれます。
短冊とは、贈り物の正面右上に貼って使う、細長い略式ののし紙のこと。
缶ビールなど箱が大きいお中元ギフトの場合、箱のサイズに見合ったのし紙がないため、よく短冊が使われます。
ただ、短冊はあくまでも略式のため、仕事関係や目上の方に使うには不向き。
よっぽど礼儀を気にする方でない限り、短冊を使ったからといって「失礼だ!」と怒ったりはしないでしょうが、礼を尽くすという意味では、無地の掛け紙が選べるのなら、掛け紙を使っておいたほうがベターでしょう。
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喪中先へお中元を贈る時のマナーまとめ
- 喪中先へのお中元では、水引や熨斗の付いたのし紙は使わない
- 何も付いていない無地の短冊もしくは掛け紙を使う
なお、喪中の方へお中元を贈る際は、時期をずらして暑中見舞いや残暑見舞いとして贈ることもあります。
どのような場合に時期をずらすのか、のし紙はどうするのかについて、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
参考書籍)
冠婚葬祭はじめてのマナー(主婦の友社)
覚えておきたい!暮らしの基本101(扶桑社)
大人女子のはじめてマナーBOOK(主婦の友社)
冠婚葬祭お金とマナー大事典(主婦の友社)