お彼岸は毎年日にちが違う!2016年のお彼岸はいつ?
2016年のお彼岸時期と、お彼岸が年によって変わる理由
春と秋、毎年2回やってくるお彼岸。
春のお彼岸は春分の日、秋のお彼岸は秋分の日を真ん中に、前後6日間がお彼岸の期間です。
しかしこの春分の日と秋分の日、年によって日付が変わることがあります。
2016年のお彼岸はいつか?
春分の日と秋分の日はどうやって決まるのか?
2016年のお彼岸時期についてまとめました。
2016年のお彼岸は春3月17日から、秋9月19日から。
2016年の春分の日は3月20日、秋分の日は9月19日です。
この前後6日間がお彼岸ですので、2016年のお彼岸の時期は次の日にちになります。
- 春のお彼岸 … 3月17日~23日
- 秋のお彼岸 … 9月19日~25日
お彼岸は、なぜ年によって時期が違うの?
春分の日と秋分の日は、昼と夜の長さが同じになる日です。
この日に、こちらの世界である此岸と、悟りの世界である彼岸が最も近づくと考えられていました。
だから、春分・秋分の日を真ん中とした6日間に、毎日1つずつ6つの仏教修行を行うことで、悟りの世界へ近づこうとするのがお彼岸です。
お盆はあの世からご先祖さまをお迎えして供養しますが、お彼岸の場合、私たちから悟りの世界へ近づくという意味の違いがあるんですね。
昼夜の長さが同じになる日は1年に2回あるわけですが…
私たちが現在使っている365日のカレンダーだと、春分・秋分の日が来てから、次の春分・秋分の日が来るまで、約6時間ほどのズレが生じます。
すると、何年かごとに24時間以上のズレが出て、春分・秋分の日の日付が変わることになります。
春分の日と秋分の日は、日にちがいつかどうかに意味があるのではなく、昼と夜の長さが同じであることに意味がありますから、日付がズレれば、そちらを春分・秋分の日にしなければいけません。
春分の日と秋分の日が、年によって変わることがあるのは、これが理由。
地球の公転にかかる日数は365日ぴったりではなく、正確には365.24219日なので、この余った「24219」分を、時々調整してあげないといけないのです。
4年に1回、うるう年があるのも、この差分を調整するためなんですよ。
春分の日と秋分の日は誰が決めている?
春分の日と秋分の日は、国立天文台暦計算質が作成する暦要項に基づいて決められます。
暦要項とは、天体の観測結果をもとに、国民の休日や月の満ち欠けなど、暦に関する様々な情報が掲載したもの。
毎年のお彼岸は、「二十四節気および雑節」として発表され、国立天文台の発行する冊子や公式HPで確認ができます。
春分の日と秋分の日は毎年同じだと思っていた人もいたかもしれませんが、実は日付で決められていたわけではないんですね。
そんなに頻繁に変わるものではありませんが、お彼岸の時期は変わることもある、ということだけでも覚えておきましょう。