東京はお盆が7月!地方出身者が驚く、東京だけお盆が7月の理由

え、東京って7月がお盆なの!?

青空を背景に東京タワー地方出身者にとって、東京は未知の驚きにあふれた場所。

東京には、町並みといい習慣といい、生まれ育った田舎とは違うことがたくさんありますよね。

そのひとつが、お盆。一般的なお盆の時期は8月ですが、東京では7月がお盆です。

お盆の習慣自体は全国的なものなのに、どうして東京だけお盆が7月にズレているのか?

なぜ東京では7月がお盆なのか、その理由と歴史的な経緯を紹介します。

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お盆の時期にズレが生じたのは、旧暦から新暦への移行が理由

手帳のカレンダーページの写真
東京のお盆が7月なのには、旧暦から新暦への移行が関係しています。

現在私たちが使っている暦(こよみ)は、365日を1年とする新暦。これはグレゴリオ暦とも呼ばれ、世界で標準的に使われている暦です。

新暦以前に使われていた旧暦は1年間の日数がまちまちで、平均すると354日、閏年では380日以上ありました。

ですから、新暦とはズレが生じるわけですね。

日本で新暦が導入されたのは明治6年。明治維新の時、官吏の給与を月給制にしたのがきっかけです。

この改変は非常に急だったのですが、その背景には明治6年が旧暦だと閏年(うるうどし)で、1年が13ヶ月あったため、給与を13回支払わなくても済むようにしたとかなんとか…。

ともあれ、この暦の移行が、東京と全国のお盆がズレる発端でした。

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農業やお祭りで忙しい地方は、新暦お盆に対応できず!

お盆の提灯飾りの写真お盆はもともと旧暦7月に行われていました。東京では、旧暦7月→新暦7月、と暦に合わせてお盆の時期が変わり、それがそのまま浸透しました。

しかし、新暦の7月は農業の繁忙期であり、夏祭りなどの伝統行事も目白押しの多忙なシーズン。

仕事に行事にと忙しい地方では、ただえさえ忙しい7月にお盆にまで対応することは難しく、新暦7月のお盆は定着しませんでした。

そのためお盆の時期が、旧暦にお盆を行っていたのと同じ8月にとどまったのです。

東京だけ7月にお盆なのは、東京の産業の中心が農業ではなかったことや、政治の中枢であったことに由来しているんですね。

東京から遠い沖縄は、今でもお盆を旧暦で行う

東京から遠く離れた沖縄は、今でも旧暦でお盆を行っており、旧盆と呼ばれます。

そのため、毎年8月13~16日が固定スケジュールの一般的なお盆と違い、沖縄のお盆は毎年少しずつ時期が違います。

お盆の過ごし方も本土とはまったく趣が違い、お正月のように盛大に先祖供養が行われます。初めて沖縄でお盆を体験すると、あまりの違いに驚いてしまうかもしれません。

同じ日本で同じ行事なのに、地方によって時期や内容に違いがあるのは興味深いことですね。