お盆の迎え火のやり方と作法は?燃やすものや手順を詳しく解説

お盆の迎え火のやり方は?

お盆の迎え火の正しい焚き方 手順や道具を詳しく解説

お盆に迎え火を焚くことは知っていても、具体的なやり方は意外と覚えていないもの。

お盆の迎え火では何を燃やすのか、どんな手順で行うのか?

迎え火の正しい焚き方と作法を説明します。

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お盆の迎え火で燃やすものは何?

お盆の迎え火では、オガラを燃やします。

オガラは漢字では「麻柄」と書き、麻の茎の皮を剥いて乾燥させたもの。

お盆の時期になるとスーパーやホームセンターで売り出されますが、通販でも購入が可能です。

また、地域によってはワラ、白樺の樹皮、松の枝、豆殻など、オガラ以外の物を燃やすこともあります。

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お盆の迎え火の手順は?

お盆の迎え火の焚き方です。

準備する道具は焙烙(ほうろく)という素焼きの皿と、オガラの2つ。

  1. 焙烙の上に、オガラを井の字型に組む
  2. 精霊馬を作っている場合は、牛馬の頭を家の中へ向ける(玄関をお尻にする)
  3. オガラに火を点ける
  4. オガラが燃え尽きたら、水をかけて完全に消火する

なお、迎え火を消す時は、ミソハギという花を使うのが正式な作法。

ミソハギを束にしたものを水に浸け、含んだ水をオガラに振りかけて火を消すのです。

ミソハギは、1本の茎に濃いピンク色の花をたくさんつける花。身を清める禊(みそぎ)に使われたことから、禊萩(ミソハギ)の名が付きました。

お盆の盆花や迎え火を消すのに使われるミソハギの花の写真

普段はあまり見かけませんが、お盆時期にはお供え用の盆花として売られていることもあります。

もし見かけたら、オガラと一緒に準備してみてくださいね。

 

オガラを燃やす焙烙を持っていない場合は、耐熱皿や土鍋でも代用できます。

ただ、焙烙は1枚1000~2000円程度と、そう高いものではないので、これから毎年迎え火を焚くのであれば、オガラと一緒に購入しておくのも便利ですよ。

お盆の迎え火の焚き方まとめ

  • 迎え火で燃やすのはオガラ(麻の茎を乾燥させたもの)
  • 地域によってはワラ、白樺樹皮、松の枝、豆殻などを燃やすこともある
  • 焙烙の上にオガラを井の字型に組んで火を点ける
  • オガラが燃え尽きたら火を消す
  • 正式にはミソハギの花に含ませた水で消火する

私の祖母は山形の小さな町に住んでおり、子供の頃はお盆の迎え火を一緒に焚きました。

燃やしたのはオガラではなく、稲藁。目の前は田んぼでしたし、稲作が盛んな地方の土地柄ゆえかもしれません。

キュウリとナスに割り箸を刺して祖母と一緒に精霊馬を作ったのも、今では良い思い出です。

当時はただ楽しい行事のひとつでしたが、大人になった今振り返ると、子供や孫がみんなで迎え火を焚いてご先祖さまを迎えることで、世代がつながっていたんだなあと思います。

自分も子供を持つ親になった今、年中行事を行うことの意味を改めて感じています。

参考書籍)
冠婚葬祭はじめてのマナー(主婦の友社)
冠婚葬祭マナー大事典(学研パブリッシング)
新しい葬儀・法要の進め方&マナー(主婦の友社)
葬儀・法要・お墓・相続がわかる事典(西東社)
はじめての喪主 葬儀・葬儀後マニュアル(秀和システム)
ニッポンを解剖する!東京図鑑(JTBパブリッシング)