人工甘味料は危険って本当?代表的な4つの甘味料と、その安全性に関するまとめ

低カロリーで便利な人口甘味料、食べると危険とも言われるけど…?

たくさんの角砂糖の写真低カロリー食品や低糖質食品に使われる、人口甘味料。

砂糖の甘さがあるのに、カロリーがほとんどないなんて、なんとも嬉しい夢の甘味料ですよね。

でも、人工甘味料は危険、という話も耳にします。確かに、ウマイ話ならぬ、甘い話には裏があるのかも…と、不安な人もいるでしょう。

人口甘味料は、なぜ危険だと言われるのか?
現在、市販の食品に使われている人口甘味料の種類と安全性は?

気になる人口甘味料の安全性についてまとめました。

※各人工甘味料の危険性・安全性については当サイトの見解であり、危険性や安全性を断定するものではありません。ただし、むやみやたらと危険性を煽るのではなく、中立的な記述に努めています。人工甘味料の情報には、危険性ばかりを強調する内容のものが目立ちますが、塩や醤油だって摂り過ぎれば致死量に至りますし、アルコールやカフェインの毒性だって相当なものです。何でもかんでも危険視するのではなく、安全性にも目を向けて、自身で安全か危険かを判断しようというのが当サイトのスタンスです。

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人口甘味料が「危険」と言われる2つの理由

DANGERと書かれたテープを持って危険を警告している女性の写真人口甘味料が危険だと言われる理由は、大きく2つあります。1つは、ダイエット効果への疑問、もう1つは人体に害を及ぼす副作用的な危険性です。

では、1つずつ見ていきましょう。

人口甘味料が使われる目的として、最も多いのがダイエットや体重制限ではないでしょうか。

最近ではコンビニやスーパーで、ゼロカロリー飲料やお菓子を見かけることも多いですよね。

こうした低カロリー食品は、甘さを味わうことはできますが、実際に体が糖分を摂取できるわけではありません。

そのため、体がかえって糖分を求めるようになり、かえって太りやすくなってしまうのです。一時的な甘さでごまかしたとしても、体は騙されないんですね。

ハーバード大学リサーチフェローの大西睦子医師は、カロリーゼロ食品を食べ続けると、空腹感が増したり甘み中毒になってしまい、かえって肥満になるリスクを指摘しています。

次に、人口甘味料による健康リスクの問題です。

人口甘味料と一口に言ってもたくさんの種類がありますから、ひとくくりにはできないのですが、人口甘味料の中には、まだ人体への安全性が確立されていないものもあり、それらが問題視されています。

では、次からは、代表的な人口甘味料の安全性について見ていきます。

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人工甘味料の安全性(1)
アスパルテーム

ゼロカロリー飲料やお菓子の多くに使われているのが、アスパルテーム。ゼロカロリー甘味料としてよく知られている「パルスイート」のパルは、このアスパルテームに由来しています。

 

砂糖の約200倍もの甘味を持ち、かつ安価で製造できることから、世界各国で甘味料として使われています。

一方で、アスパルテームは安全性に対する議論が最も激しい人口甘味料のひとつ。

アスパルテームはアメリカのFDA(連邦食品医薬品局)から、安全性の認可を受けていますが、その経緯に企業の利権が絡んでいたとされることなどから、未だ議論は尽きていません。

主な危険性として、発がん性、うつ病のリスク、胎児の発達への影響などが指摘されています。

WHOが定めるアスパルテームの1日摂取許容量は、体重50kgの女性で1日あたり2000mg。これをパルスイートのスティックに換算すると、133本です。

毎日これだけの甘味料を摂取していたら、アスパルテームでなくとも病気になってしまいますよね。

甘味の強いアスパルテームは食品への添加量は極微量でもあることから、調味料として使用する分には毒性はないとされています。

ですが、毒性に対する議論が未だ続いていることも事実であり、過剰な摂取は避けたほうがいい人口甘味料かもしれません。

人工甘味料の安全性(2)
アセスルファムK

アセスルファムKは、アスパルテーム同様、砂糖の約200倍の甘味を持ち、かつゼロカロリー。酢酸から合成される人工甘味料です。

アスパルテームよりさらに安価で安定性も高いこと、他の甘味料や調味料と組み合わせることで風味を増す効果があることから、世界100ヶ国以上で、お菓子や清涼飲料水などに使われています。

日本では2000年4月から食品添加物として指定されました。

特に、最近人気の糖質オフアルコール飲料や低カロリー飲料には、ほとんどアセスルファムKが添加されています。

アセスルファムKの危険性が懸念されるのは、アセスルファムKに塩化メチレンという化学物質が含まれているという点。塩化メチレンは人間の体内で消化分解できないため、体に残留した時の影響を指摘する声もあります。

ただ、アセスルファムKは、アメリカのFDAや国連のFAO(食料農業機関)とWHO(世界保険期間)による合同専門家会議JEFCAなど、複数の機関によって安全性が確認されています。

過剰な摂取はもちろんNGですが、日常生活で飲み食いする程度の量であれば、必要以上にに怖がる必要はないでしょう。

人工甘味料の安全性(3)
エリスリトール

エリスリトールは発酵食品に含まれる天然の成分。その名称から人工甘味料だと思われがちですが、実際にはお酒や醤油、果物などにも含まれている天然甘味料です。

エリスリトールは、ブドウ糖を酵母菌で発酵させることで作られます。人工甘味料ではなく食品の一種なので、安全性が非常に高く、人工甘味料に設定される1日許容摂取量の制限もありません。

天然甘味料でありながらカロリーゼロ、血糖値を上げない、虫歯の原因にならないという優れた性質があり、低糖質食品や糖尿病食などによく使われます。

ただし、甘味は砂糖の約70%程度と控えめなため、加工品に使われる際は、甘味の強い他の人工甘味料と一緒に使われることも。

通常の白砂糖に比べると少々値段は高めですが、一般家庭向けにも販売されており、砂糖の代替品として使用が可能です。

人工甘味料の安全性(4)
スクラロース

スクラロースは、砂糖の600倍もの甘味を持つ人口甘味料。砂糖に近い風味を持ち、安定性にも優れていることから、幅広い食品に使われています。

アスパルテームの安全性に対する疑問の声が広がったことを背景に、近年注目を集めている人工甘味料です。

スクラロースの安全性については、アメリカのFDA、国連のJEFCA、ヨーロッパのEFSAなど多数の機関が評価を行い、世界80ヶ国以上で食品添加物としての認可を受けています。

日本では1999年に食品添加物として認可されました。

スクラロースの危険性が指摘されるのは、分子構造に塩素を含むため。高温処理により塩素ガスが発生するという報告があり、オーブンなどで高温調理する食品に対する安全性をを不安視する声があります。

もともと、農薬の研究過程で発見された成分だということも、不安を助長しているのかもしれません。