ネクタイのディンプル、作らないのは恥ずかしい?ディンプルの正しいマナーとは
ネクタイのディンプルは必ず作るもの?誰も教えてくれないディンプルのマナー
ネクタイの結び目の下に作る、えくぼのようなくぼみ、ディンプル。
テレビに映る国内外の政治家のスーツ姿をよく観察してみると、ネクタイの結び目の下にディンプルがあることに気づくはず。
ネクタイを立体的に見せ、スーツ姿を引き締めてくれるディンプルですが、マナー的な観点では、ディンプルは作るべきなのか、不要なのか?
日本人にはなじみの薄い、ディンプルの正しいマナーを紹介します。
ディンプルはマナーではなく、ファッション!
ディンプルは、ネクタイを引き立たせるためのファッションのひとつ。ネクタイを美しく立体的に見せるためのテクニックです。
ですから、ディンプルを作らなければマナー違反というわけではありません。あくまでも、ネクタイの見せ方であり、着こなしのためのテクニックだということですね。
マナー的なことで覚えておくべきなのは、お葬式や法事では、ネクタイのディンプルは作らないということ。お悔やみの場で張り切ってお洒落をするのは場違いになってしまいます。
それ以外で、ディンプルを”作ったほうがかっこいい”ということこそあれ、ディンプルを”作らなければいけない”というマナーはありません。
ディンプルを作るのは海外では一般的なことですが、だからといって外国の人が全員ディンプルを作っているかというと、そうでもありません。
ディンプルは必ず作ること、と指南している本やサイトもありますが、あくまでもファッションなので、ディンプルを作るかどうかは人それぞれ。
ただ、ディンプルがあると首元がスマートに決まるので、人前に出ることの多い政治家や営業マンは、ディンプルを作ってネクタイを結ぶことが多いようです。
ディンプルを作るべきか悩んでいる人は、テレビに出てくる人や、自分の周囲の人たちを一度観察してみると参考になるかもしれません。
ディンプルを作ったほうが良いとされるのは、こんな時
ネクタイにディンプルを作ったほうが良いとされるのは、簡単に言うと「きちんとした格好で臨んだほうがいい場面」の時。
例えば結婚式や、ドレスコードがある高級レストランやホテルでの会食など。もちろん、ビジネスの場面も、きちんとした格好のほうが良い場面のひとつです。
ディンプルを作らなくてもいい、作ってはいけないのは、こんな時
着飾るべきではないお葬式や法事の時は、ネクタイにディンプルを作るのはNGです。
もうひとつ、ディンプルを作らなくてもいいとされているのは、ナロータイと呼ばれる幅の細いネクタイを身に付ける場合。
ナロータイは、そのままでスタイリッシュに見えるデザインなので、ディンプルは不要とされています。
ディンプルを作りやすいのは、生地にハリと厚みのあるネクタイ
ディンプルを上手に作れないと悩んでいる男性は、意外と多いもの。ディンプルは布で作る溝なので、浅いとすぐに取れてしまうし、ネクタイの陰影もきれいに付きません。
ディンプルの作りやすさは、使うネクタイの材質によっても大きく左右されます。
深く崩れにくいディンプルを作るには、シワになりにくく、厚みのある生地のネクタイがおすすめ。ネクタイ生地の厚みはオンスという単位で表現されますが、50オンスのネクタイはしっかりとした厚みがあり、美しいディンプルが作れます。
有名なのは、英国のドレイクスというブランドの50オンスネクタイ。1本1万円以上と、少々お値段は高いのですが、結ぶ時から、生地の上質さがわかるはず。
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ドレイクスとまでは行かなくても、ネクタイを変えたらディンプルが作りやすくなったという男性は少なくありません。
ディンプルを作るのが苦手な人は、ネクタイ選びから見なおしてみると、意外と簡単に解決するかもしれませんよ!
ディンプルの作り方がよくわからないという人は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。崩れないディンプルの作り方を、テキストと動画で説明しています。