結婚式の袱紗(ふくさ)のマナー。受付で恥をかかないための3つのルール
結婚式の袱紗のマナー、ちゃんと知っていますか?
結婚式でご祝儀を包む時に使う、袱紗(ふくさ)。
そう頻繁に使うものではないので、一応持ってはいるけれど、実は正しいマナーにはあまり自信がない…なんて人も多いのではないでしょうか。
袱紗の色や使い方にもマナーがあるので、知らずに適当に済ませていると、いつか恥ずかしい思いをしてしまうこともあるかもしれません。
大人として押さえておきたい、結婚式の袱紗のマナーを紹介します。
袱紗は結婚式とお葬式とでは、色や包み方が違う!
袱紗は、ご祝儀袋やお香典など、慶事・弔事のお金を包む際に使われる道具です。
まず覚えておきたいのは、結婚式とお葬式とでは、袱紗のマナーも違うということ。両者では袱紗の色も包み方も違うのです。
このことを知らずに、結婚式にお葬式スタイルの袱紗を出してしまうと、知らなかったとはいえ大変失礼なことに…。
せっかくのお祝いの場に水を差すようなことにならないよう、結婚式用の袱紗を準備しましょう。
袱紗のマナー(1)色
結婚式の袱紗は明るい色で。紫なら慶弔どちらでも使用OK
結婚式用の袱紗は、赤やピンク、白、ベージュなど、暖色系か白系の明るいカラーを使用します。
黒や青などはお悔やみ用なので、結婚式へ持っていくのはNG。
紫色は結婚式とお悔やみの両方に使えます。これから新しく袱紗を買うのであれば、慶弔どちらにも兼用できる、紫色の袱紗を選んでもいいかもしれませんね。
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袱紗のマナー(2)包み方
結婚式の袱紗は右開きで包む
ご祝儀を包む時、封筒の折り目の重ね方にも決まりがあるのはご存知ですよね。それと同じで、袱紗の包み方も、慶事と弔事でそれぞれ包み方が異なります。
結婚式の袱紗は、ご祝儀袋に向かって右側に開くように包むのがマナー。左開きはお葬式になってしまうので、向きを間違えないように気をつけましょう。
袱紗のマナー(3)渡し方
受付で袱紗を出してから、ご祝儀を渡すまでの流れ
最後は、受付でのご祝儀の渡し方。バッグから袱紗を出してから、ご祝儀を渡すまでの流れは次のようにします。
- 袱紗はバッグに入れて持って行く。
- 受付でおめでとうございますと一言挨拶をし、まずは芳名帳を記載する。
- 芳名帳を書き終わったら袱紗を取り出し、ご祝儀袋の名前を受付の人に向けて、両手で渡す。
もし袱紗を忘れてしまったら…?
袱紗を持っていくのを忘れたり、当日までに用意が間に合わなかった場合は、ハンカチや小風呂敷でも袱紗の代用が可能です。
そもそも、袱紗は大切なものが汚れないように包むための布がルーツなので、必ずしもケースのようになっている袱紗を使わなくても失礼にはあたりません。
ご祝儀袋を素のままで出すよりはずっといいので、せめてハンカチだけでも用意していきましょう。
ハンカチや風呂敷で代用する際も、色や包み方のルールは同じ。明るめできれいな色を選び、右開きになるようにご祝儀袋を包みます。
結婚式の袱紗のマナーは、以上の点を押さえておけば大丈夫。正しいマナーを知っていれば、自信を持って受付に臨めますよね。スマートなマナーで、気持ちよく結婚式をお祝いしましょう。