モンドセレクションって本当に価値がある?日本人が知らないモンドセレクションの意味

知ってビックリ!モンドセレクション受賞の裏側とは

金メダルの横で疑問の表情を浮かべた女性の写真日本では有名なモンドセレクション。

よく「世界が認めた品質」なんて売り文句と一緒に、モンドセレクションのメダルがデザインされたお菓子や広告を見かけますよね。

知名度こそ高いのですが、実態が知られていないのもまた、モンドセレクション。

モンドセレクションって、いったい誰が審査しているのか?
どんな商品が受賞できるのか?

知られざるモンドセレクション受賞の裏側を紹介します。

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モンドセレクションは品質ランク認定、1位を競うコンクールではない!

書類とペンを手にしたビジネスマンの写真モンドセレクションはたくさんの商品に1位、2位…と順位を付ける、コンクールのようなものだと思っている人は多いでしょう。

でも、実際のモンドセレクションは商品の優劣を競う品評会やコンクールではありません。

モンドセレクションの実態は、品質ランク認定や品質検査に近いものです。

運営元はベルギーの民間団体。審査員はシェフ、大学教員、製造技術者、ソムリエなどの食の専門家たち約70名から構成されます。

モンドセレクションには銅賞、銀賞、金賞、最高金賞の4つの賞がありまが、60点以上なら銅賞、70点以上なら銀賞…といった具合に、基準点をクリアしたすべての商品に各賞が授与されます。

お米に特A、牛肉にA5などのランク付けがあるのに似ていますね。

金賞、銀賞、銅賞という名称から、各部門で優秀な1品ずつに賞が与えられるように錯覚してしまいますが、最高金賞であっても受賞するのは1点だけではなく、たくさんの商品が同時に最高金賞を受賞できます。

品質さえ落とさなければ、また受賞できる可能性は高いですから、3年連続など毎年のようにモンドセレクションを受賞する商品が多いのも納得。

モンドセレクション受賞商品がやけに多いな、と思ったことのある人がいるかもしれませんが、それは決して気のせいではなく、実際に数多くの商品がモンドセレクションを受賞しているのです。

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日本製品は出品すれば、ほぼ受賞できる状態

青空にはためく日の丸の旗の写真モンドセレクションは日本では誰もが知っていますが、国際的にはほぼ無名。

現在、モンドセレクション出品商品の半数は日本製品であり、うち8割が受賞するというのだから驚きです。日本製品がそれだけ優れていることの証と考えれば誇らしいことなんですけどね。

審査基準は非公開のため詳細はわかりませんが、100点満点による点数制で評価されており、60点以上の得点が受賞対象となります。

詳細は受賞した企業にも一切知らされないため、評価基準はブラックボックスとなっています。このあたりが、モンドセレクションに対して懐疑的な声もあがっている理由です。

モンドセレクションを受賞するには、どうすればいい?

はてなマークと手を顔にあてて疑問がある様子の女性の写真モンドセレクションの審査商品は応募制。毎年1回、10月から応募の受付が開始します。

モンドセレクション側で商品を選出するのではなく、企業が応募してきた商品を格付けし、60点以上のものには賞を授与するという形です。

審査は有料で、1商品1100ユーロ。日本円にして約15万円前後です。複数商品の出品も可能で、その場合は3商品目以降が1000ユーロに少し割引されます。

申請に必要な書類はすべて英語もしくはフランス語で、かつ商品の現品をベルギー現地に輸送しなければいけません。

言葉の壁の他、商品を国際輸送する際の通関作業や書類の準備はなかなか大変。これらの手続が煩雑なため、日本国内にはモンドセレクションの申請代行サービスが数多く存在しています。

実はこの代行費用のほうが審査料金よりもずっと高く、多くは50~100万円ほどの費用がかかります。

企業にとっても安い出費ではなさそうですが、それでも、日本からのモンドセレクション出品数は毎年増加中。

今後、モンドセレクション受賞商品がますます市場にあふれたらその価値も下がってしまうかもしれませんが、少なくとも今は、モンドセレクションにそれだけの宣伝効果があるということなのかもしれませんね。