お見舞い品のタブーと、貰って嬉しかった品物実例
お見舞いの品は何を選ぶのが正解?
友人や知人が入院した時のお見舞い品選びって、なかなか難しいですよね。
病院という場所柄や、病気であるという状況があるので、通常のプレゼントとは勝手が違います。
また、鉢植えは「根付く」=「寝付く」につながることからタブーとされているように、お見舞いに贈るのはマナー違反とされている品物も。
お見舞いで贈ってはいけない品は何?
本当に喜んでもらえるお見舞い品って…?
お見舞い品のマナーと、本当に喜ばれるお見舞い品の選び方を紹介します。
目次
お見舞い品の選び方の基本
お見舞い品の選び方は「入院生活に役立つもの」を贈るのが基本。
娯楽や記念のプレゼントとは違い、入院中・療養中に受け取ることに意味があるかどうかを考えて選びます。
具体的には、次のような品が定番です。
- パジャマ
- ガウンや羽織もの
- タオル
- 本、雑誌
- 音楽CD
パジャマやタオルって病院にあるんじゃないの?と思うかもしれませんが、これらは有料レンタル扱いのことが多く、自分で持ち込むのが一般的。
入院中はお洒落をする機会がないので、女性の長期入院の場合、可愛らしいパジャマは特に喜ばれます。
パジャマをお見舞い品にする時は、前開きのタイプを選びましょう。
入院中は毎日医師の回診や検温があって、胸元を何度も開け閉めすることになるので、入院中のパジャマには前開きが適しています。
タオルは入院中の入浴や洗顔時に多用します。
大部屋の場合、共有の洗面所で洗顔や歯磨きをすることになりますから、顔が拭けるくらいのサイズのハンドタオルセットは重宝されますよ。
書籍やCDは、同年代の親しい友人で、相手の好みがわかっている時に。
入院中は基本的に退屈なものですから、暇つぶしはいくらあっても困りません。
さて、ここに挙げた品以外に、お見舞いの品として、お菓子やお花を考えている人はとても多いでしょう。
確かにこれらも定番ではあるのですが、お菓子やお花は、お見舞い品として選ぶ時には、注意が必要な品でもあります。
いったい、どんなことに気を付ければいいのでしょうか?
お菓子・食べ物を贈る時に気を付けること
お見舞いの品として、価格が手頃で選びやすいのがお菓子や果物などの食べ物。
けれど、1番失敗しやすいのもお菓子などの食べ物のお見舞い品。
「病院食だけでは飽きてしまうだろうから」という理由で選ばれることも多いのですが、相手が病気で入院している場合、食事制限があり本人は食べられないこともあります。
また、定番の品だけに他の人とかぶってしまい、保管に困ったり食べきれなかったりすることも。
見舞い相手が親しい間柄なら、本人や家族に、食べ物を差し入れても大丈夫かどうかを確認しておきましょう。
また、食べ物をお見舞い品にする時は、次のような配慮も忘れずに。
- おすそ分けしやすいよう個包装・小分けになっているものにする
- 食べきれなくても大丈夫なよう賞味期限の長いものを選ぶ
- しまう場所に困らないよう常温保存できるものを選ぶ
数がたくさん入ったお菓子ではなく、普段は食べられない高級なお菓子や珍しいお菓子を少量贈るという方法もあります。
例えば1粒1000円もする高級チョコレートや見たことないようなデザインのスイーツって、自分ではなかなか手が出ないので、貰うと嬉しいものです。
この方法、普段から甘い物好きの女性には、特に喜ばれるのでおすすめですよ(^_^)
女性へのプレゼントといえばお花も定番ですが、お見舞いの花には、気をつけなければいけないポイントがいくつかあります。
花を贈ろうと考えている人はご注意を!
注意!生花の持ち込みを禁止している病院・病棟もある
病院や病棟によっては、生花の持ち込みを禁止していることもあります。
単に場所を取るからということではなく、花粉がアレルギーや気管支症状の原因になったり、花の香りで具合が悪くなるなど、入院患者さんの健康への影響を考慮してのこと。
お見舞いのつもりで病院に迷惑をかけては本末転倒ですから、生花を持って行っても問題ないかどうか、事前に病院へ問い合わせておきましょう。
お見舞いの花のタブーと選び方
お花の中には、お見舞いには不向きとされるもの、縁起が良くないものもあります。
次にあげるのは、お見舞いではタブーとされる花の種類。
知らずに贈ってしまわないように気をつけましょう。
- 鉢植え … 根付くが「寝付く」につながる
- シクラメン … 死と苦につながる
- ユリ … 香りが強く花粉が散るため病室には不向き
- アジサイ … 色が褪せるため縁起が悪い
- ボタン、ツバキ … 花が首からボトリと落ちて縁起が悪い
- 菊、白い花 … 葬儀を連想させる
- 赤い花 … 血液を連想させる
また、お花を贈る際は、花束はできる限り避けましょう。
普通は花瓶の用意がありませんし、お水を取り替える手間もあり、かえって相手に負担をかけてしまいます。
病室によっては、お花を飾る十分なスペースがあるとも限りません。
お見舞い用のお花としてベストなのは、こじんまりとしたサイズのアレンジメント。
両手にすっぽり収まるくらいの大きさのアレンジメントなら、ベッドサイトに飾りやすく、入院中の気持ちを和ませてくれるでしょう。
小さいお花では物足りないなあ…と感じる場合は、手書きのメッセージカードをお花に添えれば、オリジナルのお見舞い品になり、相手を励ます気持ちも伝わりますよ。
さて、入院中の実用品、食べ物、お花と紹介してきましたが、まだピンと来ない場合はどうするか…
そんな時は、いくらあっても困らない、現金を包んで贈りましょう。
現金を贈る時のマナー
目上の人に現金を贈るのはマナー違反だとされていますが、お見舞いの場合は、相手が誰であっても、現金を贈ることは失礼にはあたりません。
ただし、お見舞いのお金の包み方には、袋や表書きなどの細かなマナーがありますから、失礼のないよう準備しましょう。
こちらの記事で詳しく解説していますので、現金を贈ることを考えている人は、参考にしてくださいね。
さあ、お見舞いに何を贈るか、決まったでしょうか?
まだ迷っている人のために、次は私が入院した時の実体験から、貰って嬉しかったもの、困ったものの実例を紹介します。
実例!お見舞いで貰って嬉しかったもの&困ったもの
私は手術のために10日間ほど入院した経験があるのですが、その時にお見舞いでいただいたもので、嬉しかったもの、ちょっと困ってしまったものを紹介します。
嬉しかったもの…Amazonギフト券
私がお見舞いの品で1番嬉しかったのは…
ズバリ、Amazonギフト券!
直接お見舞いに行く都合が付かないという友人が、メールで送ってくれました。
Amazonギフト券はデジタルタイプとカード式の配送タイプの2種類があるのですが、デジタルタイプはメールで受け取れるのです。
もちろん、スマートフォンでも大丈夫。
ギフト券と一緒に、おすすめの漫画と小説のリストもメールで送ってくれたので、入院中に電子書籍で楽しむことができました。
病院って電話やパソコンは使っていけないようなイメージがありますが、たいがいの場合、大部屋であっても音を出しさえしなければ使用可能。
暇つぶし用の電子書籍を買ったり、退院後の買い物にも使えるので、気の利いたものを贈ってくれたな~と、その友人のチョイスに感心した覚えがあります。
年配の方へのお見舞い品には向きませんが、日頃からネット通販を活用している人へのお見舞いなら、喜んでもらえるのではないでしょうか。
直接病院に行けなくても、メールで送れる点もいいですよね。
一方、貰って困ったものは何かというと…
困ったもの…果物・お菓子
お見舞いの品で意外と困ってしまったのが、定番の品である果物とお菓子。
私は食事制限があり、食事のできる時間帯も限られていたので、せっかくいただいたお菓子も自分で食べることはできず…
結局、退院時に全部持って帰ることになり、荷物になってしまったのです(-_-;)
特に果物は賞味期限が短く、一部は食べ切れずに傷ませてしまったのと、入院患者が共有で使える冷蔵庫内で場所を取るので、それも気を遣いました。
付き添いの家族も、皮を向いてカットして、食べ終わったらお皿を洗って…という手間を嫌って、あまり手を付けたがりませんでしたし。
お見舞い品をいただけただけでも十分嬉しいのですが、ワガママを言わせてもらうと、お菓子や果物は退院してからいただきたかったなあ、というのが正直な感想です。
それ以来、自分がお見舞いに行く時にも、本人からリクエストがあった時以外は、食べ物は避けるようにしています。
お見舞い品の選び方まとめ
お見舞い品の失敗しない選び方について、最後にポイントをまとめておきます。
- お見舞い品は入院生活に役立つものが基本
- 食べ物は、本人が食べられるかどうか確認しておく
- お花を贈る時は、小さなサイズのアレンジメントで
お見舞いは気持ちが1番大切ではありますが、せっかく贈るのなら、相手が喜んでくれるほうがこちらも嬉しいですよね。
上記のポイントを押さえて、お相手に合わせたお見舞い品を考えてみてください。
あなたの大切な人が、早く元気になりますように!
お見舞いの品が選べない…そんな時におすすめのカタログギフト
「お見舞いの品を贈りたいけれど、相手の好みもよくわからないし、何が良いか選べない…」
そんな時に重宝するのが、カタログギフト。
カタログギフトの専門店「アンティナ」では、なんと400種類以上ものカタログギフトを揃えています。
総合カタログはもちろん、dancyuなどのグルメカタログから、気軽に贈れて楽しく選べるLOFTカタログなど、バラエティ豊かなラインナップで、どなたにでも喜んでもらえます。
カタログギフトなら、退院後にゆっくり選ぶこともできるので、食べ物やお酒のカタログが贈れる点もいいですよね。
価格も2000円代からとお手頃です。
お見舞いや快気祝いの贈り物選びに悩んだ時には、ぜひおすすめします。