乳がん検査は何科?費用は高い…?初めての乳がん検査ガイド
乳がん検査、受けてみようかな…と思った女性のための乳がん検査ガイド
日本人女性の12人に1人がかかると言われている、乳がん。
芸能人でも、北斗晶さん、山田邦子さん、麻木久仁子さん、アグネス・チャンさん、樹木希林さん、平松愛理さんなど、多くの女性が乳がんの発症と治療を告白しています。
乳がんは初期の自覚症状がほとんどありません。だからこそ、「私は大丈夫」と思わず、定期的な検査で早期発見することが大切です。
私も乳がん検査を受けたほうがいいのかな…?
乳がんの検査を受けてみたいけど、何科に行けばいいんだろう?
乳がん検査の費用はどれくらい?保険は効く?
これから乳がん検査を受けようと考える女性のために、乳がん検査の内容や費用についてまとめました。
乳がんの検査が受けられるのは、外科か乳腺外科
乳がんは女性特有の病気なので、乳がん検査というと、なんとなく産婦人科で受けるようなイメージの女性が多いでしょう。
でも実は、乳がんの検査を行っているのは外科、あるいは乳腺外科。
もし本当に乳がんだった場合、治療には手術による外科的手術が必要ですから、分類としては外科の領域になるんですね。
乳がん検査は予約制であることも多いので、受診方法や予約方法は、事前に病院に確認しておきましょう。
乳がん検査は、主に3種類
乳がんの検査では、主に次のような検査を行います。
- 医師による視触診
- マンモグラフィ(乳腺X線検査)
- 超音波検査
視触診とは、実際に乳房を触って、異常がないかを確認するもの。
マンモグラフィは、乳房と背中を板で挟むようにして撮影するレントゲン検査。乳がん検査として、最もよく知られている方法で、触診では発見できないしこりやがんを発見できます。
マンモグラフィでは乳腺やしこりが白く、脂肪部分が黒く映りますが、乳腺が多い若い女性だと乳房全体が真っ白に映ってしまい、異常を見つけにくい傾向があります。
そこで、検査の精度をより高めるために併用されているのが超音波検査。
超音波検査は、レントゲンではなく胸部に超音波器具をあてて、乳房内部をチェックするもの。妊婦健診でお腹の赤ちゃんを診るのと同じ方法です。
マンモグラフィと超音波検査は、病院の方針や個人の希望により、両方とも行う場合と片方だけ行う場合があります。
乳がん検査の費用はいくら?40歳以上の女性は自治体の検診補助も
乳がん検査の費用は、年齢や内容によってまちまちですが、診察・マンモグラフィ・超音波検査すべて合わせて1万円前後であることが多いようです。
内訳は、マンモグラフィ約5000円+超音波検査約3500円+診察代。
すでに胸部の異常や自覚症状があり、医師による治療目的で検査が行われた場合は保険診療になりますが、純粋に検査のみを目的として受けた場合には自己負担になります。
40歳以上の女性になると、2年に1度、自治体の補助による乳がん検診が受けられます。補助の割合は自治体によって異なり、無料で乳がん検査を受けられる自治体もあれば、数千円の自己負担があるところも。
また、2009年度以降は厚生労働省のがん検診推進事業により、40歳・45歳・50歳・55歳・60歳の女性には、乳がん検診無料クーポンが配布されています。
乳がんの検査は、早期発見のため定期的に受診することが大切。がんはいつ発生するかわからないので、1度受けたから大丈夫、という性質のものではありません。
国や自治体の補助を上手に活用しながら、継続して検査を受けるようにしましょう。