ポララミンを授乳中に飲んでも大丈夫?答えは…
ポララミンは、授乳中に飲んでも赤ちゃんに影響しない?
妊婦や授乳中の女性の花粉症、蕁麻疹などに処方されることの多いポララミン。
昔からある薬のため眠気の副作用が強く出ますが、妊婦への処方実績が世界的に豊富で、安全性が高いとされている薬です。
でも、医者から出された薬とはいえ、授乳中にポララミンを飲んでも大丈夫なのかは気になりますよね。
授乳中にポララミンを飲むことの赤ちゃんへの影響について、専門家の意見をまとめました。
授乳中のポララミンの影響に関する、病院の見解は?
授乳中の薬の安全性は検証するのが難しいため、医師や薬剤師によっても見解の分かれるところです。
病院によってポララミンを飲んでもいいと言われたり、処方できないと言われたり、ママが困ってしまうこともあるかもしれません。
ここで、授乳中のポララミンの影響について、異なる病院3つの見解を紹介します。
山形県立中央病院小児科は、インターネット上での質問・回答コーナーで、「ポララミンを飲むと母乳に移行はするが、赤ちゃんに影響するほどのものではない」「赤ちゃんが眠くなる鎮静効果が出る可能性はあるが、赤ちゃんが元気で、いつも通りおっぱいを飲んでいれば問題はない」と回答しています。
大阪市立十三市民病院小児科でも、同じく、「授乳中の母親がポララミンを服用するとある程度は母乳に移行するが、普通の量の服用であれば、乳児の治療量には至らないので授乳に差支えはない」「赤ちゃんが眠る時間が極端に増えるようなら、主治医に相談を」と回答しています。
大阪府にある柊みみはなのどクリニックも、やはり同様。「内服薬が乳児に移行する量はごく微量であり、ポララミンなどの古くから使われている薬は飲んでも問題ない」としています。
どの病院も、授乳中のポララミンに対しての見解は同じですね。授乳中にポララミンを飲むことについて、少し安心できたのではないでしょうか。
授乳中にポララミンを飲んだ時は、赤ちゃんの睡眠時間に注意する
まとめると、「通常の量であれば、授乳中にポララミンを飲んでも問題はない。ただし、赤ちゃんが眠る時間が明らかに長くなった場合は、ポララミンの影響が考えられるので、医師に相談を」ということになります。
ポララミン自体、妊娠中に処方されることもある安全性の高い薬ですから、あまり過剰に心配しなくても大丈夫そうですね。
赤ちゃんの健康は、まずママの健康から。授乳中だからと何でも我慢するのではなく、辛い時には病院へ行き、必要であれば、薬も上手に活用するようにしてくださいね。