インフルエンザって、どうして毎年同じ時期に流行するの?

インフルエンザの流行時期が毎年同じなのはどうして?

ヤリを持ったバイキン人形の周りにウイルス模型が置いてあるクレイアートの写真冬になるとやってくるインフルエンザ。

でも…、インフルエンザが毎年律儀に同じシーズンに流行するのはなぜなのか、ちょっと不思議に思いませんか?

冬のほうが引きやすくはあっても、風邪は一年中ひきますよね。

インフルエンザはどうかというと、夏にインフルエンザにかかったなんて話は聞きません。

どうしてインフルエンザが流行する時期は毎年同じなのか?その謎を解明します!

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インフルエンザウイルスは日本の夏が苦手!

青空に太陽が輝いている写真インフルエンザの原因は、インフルエンザウイルスと呼ばれるウイルス。

インフルエンザウイルスにはA型、B型、C型の3つの種類がありますが、共通した弱点は、日本の夏の気候が苦手だということ。

インフルエンザウイルスが繁殖できるのは、温度20度以下、湿度20%程度の環境です。わかりやすく言い換えると、カラッとしていて涼しい環境ということですね。

逆に言うと、ジメジメ暑い高温多湿の日本の夏は、インフルエンザにとっては過酷な環境。インフルエンザウイルスも夏バテしてしまうんですね。

インフルエンザウイルスは、日本の夏の環境ではとても生きてはいけないのです。だから、インフルエンザは冬にだけ流行して、春や夏には起こりません。

植物に花の咲く時期が決まっているように、ウイルスにも活動に適したシーズンがあるということです。

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インフルエンザウイルスは潜伏期間を利用して広がっていく

黒いタートルネックのセーターで顔を半分隠している男性の写真気温も湿度も下がる冬が来ると、いよいよインフルエンザウイルスの活動シーズンがやってきます。

空気中から人の体内に入り込んで感染しますが、インフルエンザはウイルス感染してすぐには発症しません。

潜伏期間といって、一定の期間はおとなしく体の中に潜んでいます。問題は、この潜伏期間中でも、インフルエンザウイルスは感染力があるということ。

感染してもしばらくは自覚症状がないので、普通に学校や仕事に行きます。すると、知らない間に周りにインフルエンザウイルスをうつしてしまうのです。

インフルエンザウイルスの潜伏期間は平均3日ほどなので、短期間で連鎖的に周りの人たちを巻き込んでいきます。

これが、インフルエンザが冬のある時期に爆発的に流行する原因です。

インフルエンザウイルスは変異する=同じ予防接種が通用しない!

注射器とアンプルの写真インフルエンザが毎年流行するもうひとつの理由は、インフルエンザウイルスの変異。

非常にやっかいなことに、インフルエンザウイルスは変異を繰り返すウイルスです。

そのため、去年の予防接種が今年は効くとは限りません。一度予防接種を打っても、それが来年以降も有効かどうかはわからないので、インフルエンザの予防接種は毎年打つ必要があるのです。

しかし、予防接種のワクチンも完璧ではありません。予防接種はインフルエンザが流行する前に打っておかなければ意味がないので、ワクチンは、その年のウイルスの性質をあらかじめ予測して開発されます。

近年は予測精度も上がっていますが、もし予測がハズレてしまったり、ウイルスが予想外の変異を遂げていた場合、予防接種を受けていてもインフルエンザを発症してしまうことがあります。

でも、予防が完全ではなかったとしても、ワクチンを接種していればインフルエンザの重症化を防ぐことはできます。予防接種は毎年きちんと受けておきましょう。