親知らず抜歯後の痛みは、いつまで続く?平均はだいたい3日間!
親知らずを抜いた後の痛みは何日続く?どれくらい痛い?
親知らずの抜歯というと、何かとついて回るのは痛みへの恐怖。
抜歯時の痛みはもちろんですが、抜いた後の痛みや腫れも、当然気になります。
実際に親知らずを抜いた人たちは、何日間くらい、歯の痛みがあったのでしょうか?
親知らず抜歯体験者の声をもとに、親知らず抜歯後の痛みの期間と程度についてまとめました。
親知らず抜歯後の痛みは、3日間ほどで治まるのが一般的
抜歯の難易度や抜歯後の状態は、親知らずの向き、神経との近さ、親知らずの歯の根っこの形、歯科医の技術など、さまざまな要因で変わります。
ですが、抜歯前から炎症していた、完全に埋没していたなどの問題がなければ、親知らずを抜いた痛みは、抜歯から3日間程度で治まるのが一般的です。
また、上の親知らずか、下の親知らずかによっても異なります。
下の親知らずは神経に近いため、抜歯は下の親知らずのほうが難易度が高く、痛みも出やすくなります。
親知らずを抜いて痛かったというのは、だいたいが下の親知らずを抜歯したケース。
上の親知らずのみの場合は抜歯自体も短時間で済み、痛みや腫れもあまりないという人が多いようです。
以下は、実際に親知らずを抜いた人たちの体験談です。
抜歯の麻酔が切れた後が最も痛みましたが、3日分の処方箋(痛み止め、化膿止めと胃薬+口腔消毒薬)使い切る頃には殆ど気になりませんでした
私の場合、埋もれて横向きになっていましたが、3日位は顎の痛みと傷の痛みが続きました。しかも、痛さで口は1CM程しか開きませんでしたよ。
上の素直に生えてた歯を抜いた時は、然程の痛みもなく、それも一晩で治まり、下に寝て生えてた歯の場合は、歯茎をえぐって抜いた為、丸一日ズキズキしてました。
1日で痛みは取れましたよ。痛み止めの薬もくれますし。
親知らず抜歯後に強い痛みが続くのは、こんなケース
3日間くらいで痛みが治まると聞くと少しほっとしますが、一方で「親知らずを抜いたら激痛だった!」という話も耳にします。
いったい、どちらが本当なのやら、これから抜歯を考える人にとっては、抜歯の覚悟が揺さぶられてしまいますよね。
親知らずの抜歯後にひどい痛みがあったというのは、次のようなケースが多いようです。
- 歯茎に炎症が起こっている場合
- 鎮痛剤・痛み止めが効かない、あるいは効果が弱い場合
- 埋没した親知らずを、歯茎を切開して抜歯した場合
- 完全に横向きの親知らずを抜歯した場合
- 歯科医の腕や処置に問題があった場合
痛みの原因としては抜歯した箇所が炎症してしまった、痛み止めが効かなかった、難しい抜歯だったなど。
痛み止めの鎮痛剤にもたくさんの種類があるので、薬が効かなかったという場合は、抜歯した歯科医に相談すると、より強力な痛み止めを出してもらえます。
この時に炎症を起こしていることがわかれば、炎症の処置もしてもらえるはずです。
痛み止めを飲んでいるのに痛みが治まらないという場合には、無理に我慢せず、早めに歯科医に相談してみましょう。
親知らずが埋没していたり、真横になっている場合は、抜歯時に歯茎の切開や歯の破砕を行うため、やはり回復に時間がかかります。
通常は3日間ほどで引くはずの痛みや腫れが1週間ほど続いたり、発熱することも。このようなケースでは抜歯時間も長く、数時間かけて歯を破砕していくようなケースもあります。
抜歯の難易度が高いかどうかは、親知らずの生え方で事前に予測ができますので、かかっている歯科医師によく説明を受けておくといいでしょう。
親知らずの抜歯が上手な歯医者の探し方
抜歯がスムーズに終わるかどうかは、歯科医師の腕にもかかっています。
抜歯が得意な歯科医師と、苦手な歯科医師だったら、当然、抜歯の経験豊富なほうにかかりたいですよね。
親知らずの抜歯が上手な歯科医院を探す基準のひとつは、口腔外科の表示があるか、あるいは先生の経歴に口腔外科医としての実績があるかどうか。
口腔外科とは、”外科”の名前のとおり、外科的手術を伴う歯科治療を扱う分野。
虫歯やクリーニングなどをメインに扱う一般歯科よりも、抜歯経験が多く、抜歯に慣れた先生が多くいます。
最終的には、先生個人の実績や腕次第ではありますが、ひとつの参考にしてみてください。