ADHD治療薬ストラテラの効果と特徴。他のADHD治療薬とは何が違う?

ADHD治療薬ストラテラとは

青いカプセル錠剤の写真注意欠陥多動性障害、通称ADHDには治療薬がいくつか存在します。

ADHDの落ち着きのなさや集中力の欠如は、生まれつきのもので治しようがないと思われがちですが、実は飲み薬で大きく改善することが可能です。

そのひとつが「ストラテラ」。もとは18歳未満の子どものADHDへの処方のみでしたが、2012年から成人のADHDへも処方が可能になりました。

ADHD治療薬ストラテラの効果と、ADHDに効く仕組みを説明します。

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ストラテラがADHDに効く仕組み

勉強している子どもの写真。鉛筆を握った手と算数ドリルが写っているADHDの原因は、脳内の神経伝達物質にあると考えられています。ADHDの場合、ドーパミンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質が不足しており、それが特有の症状である不注意・多動・衝動性を引き起こすとされています。

ストラテラは、この神経伝達物質のひとつであるノルアドレナリンに主に働きかける薬。ADHDの人に不足しているノルアドレナリンを増加することで、集中力を高める効果があります。

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ストラテラの飲み方

ストラテラには即効性はなく、服用を続けることで徐々に効果が現れます。効果が現れるまでには2週間ほど、安定した効果が得られるまでには約2ヶ月ほどの服用が必要です。

ただ、ストラテラはADHDの人すべてに効果があるわけではありません。ストラテラが有効なのは、ADHD患者のおおよそ70%程度であると言われています。

ストラテラと他のADHD治療薬の違い

ストラテラの他に、日本でADHD治療薬として認可されている薬にコンサータがあります。

コンサータは脳の中枢神経を直接刺激する、中枢神経刺激薬と呼ばれる種類の薬です。即効性がありますが、覚醒剤などと同じ薬理で作用するため、依存性などのリスクが指摘される薬でもあります。

一方のストラテラは、コンサータとは違い、脳の中枢神経を刺激せずに作用します。その分、作用も穏やかですが、依存や乱用のリスクは極めて低い薬であるとされています。

このように、ストラテラとコンサータとは、脳への作用の仕方に違いがあります。ADHDの症状にどちらが効くかどうかは個人差があるため、この2つの薬を服用し、様子を見ながら適した薬を処方していくのが一般的です。