海外のEtsy界隈には、「Etsy guru」と呼ばれる情報発信者やインフルエンサーがたくさんいる。
彼らの動画のおかげで助かってるんだけど、彼らはアフィリエイターでもあるから、最後は「このリンクから有料ツールをゲット!」で終わるのね。動画そのものも、何らかの有料ツールを使うことが前提になってることが多い。
ツールはだいたい決まっててEverBee、Marmalead、SaleSamurai、eRank、Aluraあたり。
確かに便利だし、Etsyやるならツールは必須かなあと思って一通り試用してみたんだけど、なんかこう、数値の出方がおかしい。月間検索ボリュームがEverBeeではN/A(データなし)なのに、別のツールでは500だったり。キーワードの競合度があっちでは「低」で、こっちでは「高」だったり…。
お前ら全員言うことが違うんじゃ(・д・)
データに差異があることはわかってたけど、ここまで違うと何を基準にすればいいのやら。そもそも私、なんでツールが欲しかったんだっけ。あれだ、売れてる商品が知りたかったからだ。タグはEverBeeの無料バージョンでもわかるけど、売上データは有料ツールじゃないとわからないからだ。
どうしたもんかなー。
…と!
ここで俺たち(誰よ)のニックさんですよ!!
私が今のところ一番信用してるEtsyコンサルタントのニックさん。Product researchの動画ないかなーと思って検索したら、あった。
俺たちのニックさんは有料ツールなんて使わない。
Etsyの最も信頼できるデータソースはEtsyだ!ということで、完全無料&ツール不要のリサーチ方法を教えてくれたぜ!手順はこう。
- 自分の扱うジャンルのキーワードでEtsyを検索
- 検索結果に出てきたストアを片っ端から50個チェックする
チェックする項目は以下:
- ストア名
- 商品数
- 販売数
- ストアがオープンした年
- 販売中の商品の最安値と最高値
- レビューを「Most recent」で最新順にソートして、最近売れてる商品の傾向をチェック
で、実際にやってみた。50ストアもチェックすると賞味2~3時間はかかるんだけど、これはマジでやってよかった。
何がいいって、まず自分が参入しようとするジャンルで、どれくらいの商品点数をリストする必要があるのか、だいたいのアタリがつく。これにより「まだ売れないのは商品点数が足りてないからだろう、●点になるまでは出品作業に集中しよう」という精神安定の効果もアリ。出品作業に対する迷いが消える。
そして価格設定も、だいたいこの価格幅の中で決めればいいんだなって目安がつかめる。Etsyの中での相場がわかる。
で、一番大きな収穫は、Etsyで何を売るべきか、どんな商品を用意すべきかが明確になること。
50ストアも見て、実際に売れた商品だけをチェックし続けると、売れている商品の傾向が見えてくる。あー、このアイテムではデザインはシンプルでいいんだなとか、色は青が一番人気あるんだなとか。
あと売れた商品のタイトルをざーっと眺めていくと、自分では思いつかないようなキーワードがジャンジャン盗める。日本人の私にとって、ネイティブの生活や好みを詳細にイメージするのは限界があるので、今まで考えたこともないようなキーワードを大量にゲットできた。
リサーチ前は、次に何の商品アップしたらいいのかなあなんて迷ってたんだけど、リサーチ終了後は「次に出品する商品リスト」が作業が追いつかないくらいストックできた。
ツールでキーワードとにらめっこしてるより、結果的にはこっちのほうが早くて確実なリサーチができたと思う。個々の商品のタグを見るのはEverBeeの無料版で十分だし。
ニックさんによると、Etsyは100商品をリストしてからがスタートらしいので、最低限そこに到達するまでは有料ツールは保留でいいかな。
ちなみにEtsyでは、1日1商品の出品ペースを守ったほうがいいらしい。1日に100商品とか一気に出品するとサイト評価が落ちるから、3ヶ月くらいかけてゆっくり商品点数を増やすのがベストとのこと。
このアルゴリズムはPinterestと一緒だな。ツールによる大量投稿や出品を過大評価しないための仕組みなんだろうけど。マンパワーのない私みたいな個人セラーには、こっちのほうがありがたい。
…ま、1日1商品も無理なんだけどねー!(・∀・)
あなたもeBayやってたりします…?