eBayにかける労力はそのままで、売上だけ上げたい。
と、都合のいいことを考えた結果、eBayの多国展開を試してみることにした。
eBayの多国籍出品できるツールはいくつかあって、WebinterpretとeBaymagの2つが有名っぽい。海外セラー勢にはWebinterpretが人気のようだけどこちらは有料。
一方のeBaymagは無料で使える、eBay公式の多国籍出品ツール(出品手数料はUSとは別途、各国eBayのルールに準じて必要)。
とりあえずは、アメリカの次に発送数の多いイギリス出品だけ試せればいいと思っていたので、Webinterpretではなく、無料のeBaymagを使ってみることに。
なんか日本語での情報なさすぎて不安だけどね!
で、案の定、いろいろおかしい(・∀・)
まずは申し込みのStep2で表示される出品手数料。
eBaymagで一括出品する場合、出品手数料は出品国の規定に準ずる。つまりイギリスに出品するならeBayイギリスの手数料が課される。
んで、UKの場合は毎月の無料出品枠が1000あるはずなんだ。
けどなぜか、eBaymagの申し込みステップでUKを選択した時「フリー枠は0」って表示される。
でも次に進んでみると、今度は「無料枠の範囲内で商品をリストアップしました」的なことを言われる。
どっちよ?結局手数料かかんの?(・д・)
よくわからんのでサポートに連絡。
eBaymagのサポートはContact usではなくFeedbackという表現だったから、こちらのご意見を述べるだけで終わってしまい、返事が来ない可能性もあるなあと思ってたけど、ちゃんと翌日回答をいただく。
曰く「eBaymagのstep2の表示はいつも正しいわけではない」と。
…何それ、ちゃんとして?(・д・)
1995年からやってるサービスじゃん、把握してるなら直して欲しい。20年近く経ってるよ?
正しい出品無料枠の数は、eBaymagの画面ではなく、出品したい国のeBayにログインして、セラーハブのpromotional offersを確認せよとのことだった。
イギリスeBayにログインすると、無料枠は1000ある。
ということは、これが実際に適用される手数料であって、やっぱり1000点以内なら無料のはず。
……はず…(なんか不安)。
一抹の不安はありつつ、仮に手数料がかかったとしても実験代と割り切ることにしてエイッと出品。
するとeBaymagの管理画面にUSの商品データがインポートされ、同期が始まった。この初期インポートにはけっこう時間がかかって、130点をUKに同時出品させるのに2時間近くかかった。
UKサイトへの同期が完了した商品から、いつものUSでの出品作業と同じように、出品完了のメールが来る。
価格はeBaymagが自動でUSDからGBPに変換してくれる仕組み。
英語以外の言語のサイトの場合、タイトルやディスクリプションの翻訳もやってくれるらしい。これはいずれフランスで試してみたいかな。
出品完了後にUKのセラーハブを確認すると、同期した商品点数分だけeBayイギリスの無料枠が消費されていたから、どうやら手数料はかかってないっぽい。
イギリスへの同時出品は、US出品時のオプション「International site visibility」でもできる。
でもこれは有料オプションで1商品につき0.55ドルかかるから、eBaymag経由でUK出品したほうがお得だよね。
つーか、なんで別々なんだろ…。
UK出品商品のデータはどう管理される?
UK出品後、商品管理で変わったことのメモ。
ぶっちゃけ、わかりにくい(・д・)
eBaymagの管理画面でできること
インポートした商品データは、eBaymagの管理画面で一覧表示されるようになる。
ここで各国eBayへの出品、取り下げなどを商品単位で変更可。
価格やディスクリプションはオリジナルから一括変換されてるけど、個別に変更することもできる。
価格に関しては国ごとに一律で、元値に対する変更割合の設定もOK。
例えばイギリスの出品物はUS価格より10%値上げするとか、逆に10%下げるとか。
シッピングポリシーがゴッチャゴチャ
シッピングポリシーも、オリジナルを引き継ぐ。
なんだけども!
eBaymagの管理画面上だと、1商品ごとに違うシッピングポリシーが設定されているように見えるし、なんかUK宛の送料が8.5GBPだったり8.7GBPだったり、微妙に違う数字が表示されてたりする。
通貨変換時にレートをリアルタイムに取得してて、その数字が反映されてるからなのか?とも思える。
一見シッピングポリシーが大量に複製されたように見えるから戸惑ったけど、実際に適用されているポリシー自体は1つだけのようだし、発送除外国とかもきちんと反映されてるから、あまり気にしなくても大丈夫そう。
2023年12月追記:
未だにシッピングポリシーがバグってて、送料別の出品なのに、勝手にフリーシッピングになってたりする。在庫の同期も怪しいので、1点物オンリーのうちのストアでは危険すぎて、使うのやめました。
USのセラーハブはどう変わる?
多国出品した商品は、その分が1商品としてUSのセラーハブにも追加される。
だから100商品をUKに出品した場合、100商品分のリスティングが新たに複製されて、セラーハブには計200商品が出品される。
単純に考えて、出品国を増やすごとに商品点数のカウントが2倍、3倍になっていくわけね。
で、この増えた分はUSのリミットから消費されてるっぽい。
…ってことは、リミットギリギリで出品してる場合、多国出品はできなくなるってこと?
それともこれはeBaymagだけの仕様で、webinterpretの場合は違うんだろうか。
なんか、わかりにくいなあ。
手数料は各国eBayのルールに準じる
多国に出品した商品点数は、USのリミット数に追加カウントされる。
じゃあ手数料はどうなるの?USに支払う分、めっちゃ増えないか?
と思ってサポートに確認したら、手数料は出品先各国のルールに準じるとのこと。
なんか、わかりにくいなあ(2回目)。
商品の削除や変更は自動的に同期される
USの商品データを親データ、UKのほうを子データとすると。
親データの削除・変更は自動的にUKにも反映される。
試しに出品取り下げして確認してみたら、数分のタイムラグはあるけど、おおよそリアルタイムに同期されてるみたい。
ただこれ、タイミングによっては重複販売もありえるよね。USとUKで同じ商品を、ほぼ同時に購入されてしまった場合、同期が間に合わずに両方とも購入になる可能性がある。
webinterpretのほうはどうなってるんだろ?ちゃんとリアルタイム反映になってるのかな?
なんか、わか(以下略、3回目)。
結論:まだUKから売れてない
で、結局のところ、売上が上がったか?なんだけど。
まだ1個もUK経由で売れてない(・∀・)
1週間くらい様子を見てたんだけど、そもそもUKサイトでのViewがほとんど出てない。
(UKでのPromoted listingを一切かけてないから、それも影響してるのかもだけど)
eBaymagを試してみた感触としては、使いにくい。
いや、管理画面のUI自体は本家eBayに比べたらだいぶマシだと思うんだけど、手数料やら各国ごとの状況把握やらが直感的にわかりにくくて、セラーハブと併用して使ってると、なんか辛い。
ただ、多国籍出品はやりたいんだよなあ。
今は国際郵便の制限が多くて発送先をかなり絞ってるけど、クーリエ契約して発送可能国が増えたら、多国籍出品が活きてくると思うし。
というわけで、もう少し出品継続して売れる気配がなかったら、いったんeBaymagを止めてwebinterpretを試してみるつもり。
こっちは有料だけど、手数料分を商品価格に上乗せする設定にすれば、持ち出しなしで始めることもできるはず。
それにさ、私eBayが使いやすいと思ったことないからね、たぶんこういうサードパーティのサービスのほうが使いやすいんじゃないかしら。
ヨシ、次はwebinterpret で多国籍進出する!( ✧Д✧)
あなたもeBayやってたりします…?
星子さん こんばんわ!
eBaymagって初めて聞いたので全然わかりませんが、色々あるんですね~
今日はなんか疲れたな~とさっきまでコタツでウダウダ寝転んでましたが、星子さんも色々試して頑張ってるんだと思うと、私もヤル気が湧いてきました!!
起き上がって出品頑張ります(^^)/
tomさん、こんにちはー!
昨晩、次女を寝かせてからeBayしようと思ってそのまま寝落ちした星子です(笑)
eBaymag、私も「こんなのあったの?」って感じでした。
公式サービスのわりには知名度ぜんぜんなさそうですよね。
もう少しセラーハブで宣伝したりとか出来そうなものですが、あまり広める気もないような…。
webinterpretがeBay公認ツールだそうなので、そっちにお任せ、ってことなのかもしれません。
私もすぐウダウダしちゃうんですが、そんな時はtomさんを思い出して頑張りますっ!
星子さん、こんにちは。
eBaymag、最近TwitterやYouTubeで紹介されていますよね。
なのでてっきり新しいツールかと思って調べていたら、そこは流石の星子さん!すでに体験済みとは恐れ入ります!しかも古参ツールじゃないですか!
実は3月にwebinterpretの方を無料体験で登録してみたんです。
ただ、eBay公認ツールとして紹介れている割に、eBayジャパンのセラーポータルには登録方法等の情報がまったくなく、Twitterなどのネットの情報で運用していました。
webinterpretは本家USのリミットが適用されるので、リミットに余裕がある人は良いかもしれませんが、出品国を増やすのに比例してリミットが圧迫されます。
あと、無料期間であっても最低売り上げ額の規定に届かない月は利用手数料が引かれます。
売り上げてない上に手数料という罰が与えられるという訳です。
ネットで上がっている情報も若干古いのですが、今はwebinterpret経由で購入されると通常のUSセラーハブ画面での対応でOKですが、売り上げは出品国の通貨で入ります。ペイオニアにはドル換算した額が支払われるので、そこら辺はストレスなく利用できるかと思います。
私は、売れても手数料、売り上げてなくても手数料が発生することと実際の購買数とを天秤にかけて、つい先日にwebinterpretの方は解約しました。あと結局広告料を掛けないと土俵に上がれないシステムとか、いろいろと勉強になりました。
ただ、私の商品がオーストラリアとイギリスの人に受けがいいということが知れたのは思わぬ収穫でした。
そういう実験をするのには面白いツールかなとは思いました。
懲りずに今度はeBaymagやってみようと思います!
ぴのさん、お疲れさまです!
eBaymagは、今後eBayが推奨するという情報が流れたことで、いきなり注目されだしたみたいですね。
eBay製だけあって、使いやすさは”お察し”レベルなので、これを機に少しでも使いやすくなってくれたらいいんですが~。
webinterpretの情報もありがとうございます!
無料期間中に売上ノルマがあるとは知りませんでした。
売れてないのに固定費は上がるとなると、リミットの低いセラーには辛いですね。
私も多国籍販売に再チャレンジしてみようと考えてるんですが、現行のツールが帯に短したすきに長しで、なんか放置しちゃってます…。
eBaymagも試されたら、ぜひ感想聞かせてください!