EtsyのSEOを研究中なんだけど、やっぱりというか、Etsy独特のアルゴリズムがある。
海外セラーやコンサル会社の動画や記事をいくつか見て回って、最大公約数的に学習したことのメモ。
キーワードは完全一致が優位
Etsyはキーワードの一致に関しては、単純に完全一致を優遇するらしい。
例えばターゲットキーワードが「wedding gift」の場合、「wedding flower gift」みたいに他の単語を挟んじゃうと優先度が落ちる。
だからこの場合は「flower wedding gift」としたほうがSEO的には強い。
実際どの程度の効果があるかはわからないけど、Googleほど複雑な判定はしてない感じがする。だからターゲットとなるタグを決めたら、それをその語順のまま使ったほうが良さげ。
タイトルとタグのキーワードが一致すると強くなる
Etsyはタイトル、カテゴリー、ディスクリプション、タグ、アトリビューション…などなど、セラーが登録したすべての情報を使って、バイヤーが検索したキーワードとの関連性を判断し、関連度の高い順に商品を表示する。
この時、タイトルとタグのキーワードが完全一致している場合、そのキーワードに対する評価を高くするらしい。
この点からしても、タグは「そのまま」使うのがベストってことね。
同一タグの使い回しはde-clumpingに引っかかる
Etsyのアルゴリズムには「de-clumping」って概念がある。日本語にするのが難しいんだけど、塊を解消するとか、何かを分散するとか、そんな意味。
これは昔のGoogleでも搭載されてたんだけど、ひとつの検索結果に対して、同一ストアのページは1つないしは2つまでしか表示しない、というもの。
そうしないと、金に物を言わせた大企業が検索結果を独占しちゃうからね。弱小セラーにも均等に機会を与えるし、バイヤーには幅広い選択肢から選んでもらいましょって仕組み。
でね、ここからが問題なんだけど、同じタグやフレーズを複数の商品で使いまわしてると、結果的に食い合いになってしまって、自分の商品同士で競合してしまう。もちろん、評価は下がる。SEO的に言うとカニバリゼーションってやつね。
だから、重要なタグは使い回さずに、できるだけ1タグ=1~2商品、くらいで分散させたほうがいいらしい。じゃないと自分のストア内で共食いが起きて、上位表示できなくなる。
このへんはクリエイティビティ重視のEtsyっぽいルールでもある。強い穴場タグを見つけたとしても、同じ単語ばっかり使わず、常にバラエティーを広げていかないと、かえって低評価になっちゃう。
できるだけかぶらないように、各商品にタグを分配したほうがいいんだろうね。あるいはタイトルに入れる順序を変えて、優劣関係に差をつけるか。
タイトルとディスクリプションは前半が最重要
タイトルは前半ほど重要とみなされるので、重要なタグほど前へ、優先順位を付けて配置したほうがいい。
ディスクリプションは最初の40文字が最重要視されるので、ここにキーワードを盛り込むことが重要。
さらに160文字はメタタグとしても再利用されるので、外部サイト流入に影響する。最初の160文字がディスクリプションで最も力を入れるべき部分。
カテゴリーは狭く絞る
Etsyはカテゴリーも関連度の判定に使っているので、できるだけ具体性の強いカテゴリーを選んだほうが良い。
例えば商品がマグカップなんだったら、範囲の広いDrinkwareより、もう1階層絞ったMugsのほうがSEO的には良い。
といっても、Etsyのカテゴリーってすでに細分化されてるけどね。カテゴリーの候補が複数ある場合は、タグとの関連度や近似度が高いほうを選んだほうがいいって感じかなあ。
EtsyのSEOは全般的に素直というか、Googleや他のECプラットフォームに比べるとわかりやすい気がする。
だからって私みたいな駆け出しセラーがSEOのだけで成果を出せるかってのは、また別問題なんだけど、何やっても手応えのないeBayよりは、なんとかなるんじゃないかって、期待したくなるな。
とりあえずタグの使い方は盛大に間違えてたんで、今日から直す(・∀・)
あなたもeBayやってたりします…?