Etsyの海外セラーに学ぶSEOとキーワードツール

EtsyのSEOについて、海外セラーやコンサルの動画を何本か見てみた。

おおまかな傾向はGoogleとかeBayとか、他のプラットフォームとそう変わらないし、ここ数年でアップデートされてキーワードの詰め込みが効かなくなったのも同じ。

他の多くのECサイト同様、Etsyでも次の4つを最適化することがSEO対策になる。

画像のAltタグは見落としがちで、入れてないセラーも多いと思われるので、意外と穴場かも？

で、重要なのがキーワード選定なんだけど、EverBeeというEtsy用のツールが便利。

Etsyの検索キーワードが丸わかり！EverBee

EverBeeは、Etsyの商品ページや任意のキーワードから、実際に使われているタグと月間検索数、競合数、上位表示の難易度を調べられるツール。

無料版と有料版があって、無料版はかなり機能制限されてるんだけど、キーワードを調べるだけなら、これだけでもかなり助かる。Etsyの上位セラーがどんなタグを使ってるのか、そのタグが実際にEtsy内で検索されているのかどうかが、その場でわかる。

リサーチ方法としては、自分の思いついたキーワードの検索ボリュームを調べる、競合ストアの商品情報からキーワードを抜き出す、の2つ。

これが「tea ceremony」って入れてみた時の実際の画面。無料版だからキーワードが上位10個までしか表示されないんだけど、特にリサーチ回数に制限はないから、手当たり次第調べていけばOK。

キーワードスコアが高いものほど競合度が低くて、スコアが0のものは難易度が高いってことらしい。

で、このスコアがですね、100がMAXなのかと思いきや、なんか10000を超えるものもあったりして、いくらなんでも難易度の幅、広すぎない？(・д・)

と思ったんだけど、まあこのへんの匙加減は実際にやりながら理解するしかない。

実際にはスコアよりは競合数のほうがわかりやすく参考になるかな。ビッグワードを狙うより、競合の少ない場所で上位表示を狙うほうがいい。

キーワードリサーチしてて面白かったのが、EtsyとeBayでは出てくるキーワードの傾向がぜんぜん違うってこと。

Etsyはなんていうの、こう、オサレだったり、感性に訴える言葉が多い。あとはギフトね。ギフト需要が高いサイトだから、「for XXX gift」「gift for XXX」みたいなバリエーションが非常に多い。

BeautifulとかColofulとかの形容詞はeBayでは基本的に不要だけど、Etsyでは検索ボリュームが多くて、普通にSEO対策に取り入れたほうが良さそう。

殺伐としたeBayと比べると、なんかいろんな角度でキラキラしてる。

どうしよう、Etsy向いてない気がしてきたな…(・д・)

しかしですよ、アートなセラーが多いのであれば、逆にテクニカルに走れば勝機をつかめるのではって気持ちもある。SEOとか広告とか、ガチでやってる人が少なそうじゃない？

キーワードと関連して、EtsyのSEOではタイトルに「商品を買う目的」を入れることも大事っぽい。

例えばね、eBayだとサイズ、色、種類みたいなスペックをタイトルに入れることが重要とされてるけど、Etsyの場合は、その商品が使われる目的やシーンも重要視される。

誕生日とか、男性へのプレゼント用とか、リビングルーム用なのか寝室用なのか、みたいな。

eBayが「物」に焦点を当ててるのに対して、Etsyは「買った後の使い方」をイメージさせたほうが良くて、誰が・どんな時に・どんな場所で・誰に向けて、といった情報がSEOにも影響する。たぶんだけど。

このあたりを踏まえて、EverBeeで調べたキーワードをリスト化して、自分の商品と親和性が高いものを組み合わせて商品情報に盛り込んでいくって感じかな。とりあえず。

EverBeeの有料版が超便利そうだから、すぐにでも使ってみたいんだけど、まだ1個も売れてないんでね。Etsyも有料版をペイするくらいには売れるようになるといいなあ。まあ、そうなりたいならお前が頑張れよって話だけど。

追伸：

ちなみにEverBeeについては日本語の情報がほぼなくて、調べるより使ってみたほうが早いので、知りたい人は公式サイトからサインアップしてね。Etsyのアカウントがあれば、連携させることもできるよ！