ヨーロッパ発送問題に困ってるけど、素直にFedExとDHLを使う気になれない。EMSは値上がりしたし、レギュラーで使える料金ではない。
で、この間、往生際悪く、日本郵便からUGXの営業さんに来てもらって話を聞いてみた。
UGXは個人事業主も利用できる
まず大前提として、UGXは法人じゃなくても利用できる。少なくとも個人事業主であれば問題ない。ただし、次の利用条件がある。
- 郵便料金後納の登録事業者である
- 国際郵便マイページの法人アカウントを持っている
- 上記2つは法人ではなく個人事業主でも申請OK(特に厳しい審査はない)
国際郵便マイページの法人アカウントは簡単に登録できるから、ハードルは後納郵便の登録のほうかな。これも個人でも申込みはできるんだけど、書類が多くて面倒だった。
うちは国際郵便を発送する時の窓口での時間を短縮できることを期待して後納事業者になったんだけど、たいして待ち時間は変わらなかったので、正直たいした恩恵はない。
大量に発送する人は少しだけど割引があるから、登録してもいいかな、くらい。
UGXの料金は?
結論から言うと!
料金はビミョーー!(・д・)
ぶっちゃけ、思ってたより高い。
ネット上で料金非公開になってるので、ここで詳細を書くのは一応避けるけれども、EMSより高く、クーリエの正規料金よりは安い、といったところ。
追記:UGXの料金表、日本郵便のHPで公開されてた。北米0.5kgで6900円!無理!(・∀・)
一応、割引の制度はあるらしくて、年間である一定ラインを超える利用が見込める場合はボリュームディスカウントがある。
ディスカウントの敷居もそんなに高くはなくて、おそらく月に5個以上のペースで出荷があれば届くでしょってラインだから、eBayやってる人なら余裕だと思う。
ただ、割引幅については「EMSと同程度くらい」と言ってたから、おそらく10%程度だろう。そこは郵便局体質なのね。個別に交渉して…ってことではないみたい。
その他、UGXの特徴をざっくりまとめてみると、こんな感じ。
- 日本郵便が運営する、郵便ではない国際宅配便サービス
- クーリエと同様のサービスなので通関は郵便通関ではなく通常の通関
- 配送対象国は国際郵便より少ない51ヶ国
- 送料計算は容積重量の適用
- 料金区分は7エリアなので比較的わかりやすい
- 国際郵便と違い、全配送国で最後まで追跡が可能
- 燃料サーチャージなし
- 関税元払いにも対応
- 送り状の作成は国際マイページで行う
- 発送は郵便局からできる、集荷も郵便局に依頼OK
- ただし発送と集荷はUGX対応局限定(地域の基幹局みたいになってる大きい郵便局のみ)
- 受取拒否等による返送料は送料と同一料金
国際郵便の場合、各国の郵便局同士の取り決めがあって、基本的に荷物が外国に渡ったら、そちらの管轄になり、その国のルールで取り扱われるから、日本からは融通が利かない。おかげで荷物について調べて欲しくても、いちいち調査請求書を出して1ヶ月以上待ったりする。
UGXの場合、発送から配達完了まで日本郵便が一貫して窓口になって取り扱うので、より安定感のあるサービスを提供できるということらしい。
営業資料ではEMSとの違いの比較が多かったから、EMSの上位版って位置付けなのかな。
でも郵便ネットワークを使わず、現地の提携業者を通じて配達するってことだから、まあEMSもへったくれもなくて、要はクーリエと変わらんのよね。集荷やサポートの窓口が郵便局ってだけで。
国際郵便の特権である郵便通関じゃなく普通に税関に通すから、当然、関税も発生するし。
そうなるとさあ、料金的にはFedExとかDHLのほうが圧倒的に分がありそうなんだよね。
誰もUGXの話をしていない理由がわかった気がする。
F社とD社とそう変わらない価格帯であれば、とっくにもっと話題になってるし、eBayセラーの利用者も多いはずだもんね。
それはまあ、予測はしてたけどさ、一縷の望みに賭けたかったのよ。
で、今後どうするかなんだけど、郵便料金後納はどのみち申し込むし、UGXと合わせて契約だけは進めてもらうことにした。
使うかどうかはわからないけど、いつでも使えるようにしておいて損はないし、送り状の作成方法も国際郵便とほぼ同じという点では安心感がある。
でも実際に使うかと言われると、かなり機会は限られそう。
国際郵便で送れない国の富豪から、送料も関税もいくらかかってもいいから発送してくれ!って頼まれた時くらいかなあ。
というわけで、ヨーロッパ発送問題は未だ解決せず!
来年引っ越すから、引越し先でクーリエの契約をして、ヨーロッパで関税トラブルの少ない国だけクーリエ発送を解禁しながら、国際郵便のIOSS対応を待つ…って感じだな。
eLogiの利用も考えたけど、Catawikiへの出品再開を考えると、直契約がベターだろう。
クーリエもね、私が食わず嫌いしてるだけで、実際に使ってみたら
「サラマンダーより、ずっとはやーい♪」
って、手のひら返すかもしれないんだけどね。
でもあれだ、次の引越し先は山形なんだけど、あんな田舎にクーリエ来るんだろうか。
別の不安もあるよね。
あなたもeBayやってたりします…?
星子さん、こんばんは。
UGXはホームページで拝見した通りの感じですね。
私はE U圏にはEパケットでの発送をしております。
ドイツなどでの手数料発生の件では、その国での事象と捉えておりますので、解決はバイヤーさんにお任せで良いのかと思います。
実際にフランスのバイヤーさんからTAXが高いとのことで受取拒否で返送されているところです。
こちらからもうアイテムは必要ないですかとメッセージを送ったところ、その返事をいただき返金処理いたしました。
それよりUSAの発送が問題ありそうに思えます。
日曜日に郵便局より発送いたしましたが、しつこい位に今荷物は受け入れますが、搭乗までかなり日数を要しますと言われました。
国別条件表で月曜日から搭乗まで時間を要しますとなっています。
先週初めに、アメリカへ発送した商品は問題なく届いておりますが予断を許せない状態かもしれません。
流石にEMSを絶たれるとしんどい状況となります。
シロさん、情報ありがとうございます。
唯一の牙城であるUSのEMSにも暗雲が…!
今のところ順調に届いているのに、EMSもダメとなったら、打つ手がありませんね。
遅配の原因が単に年末年始だからというならともかく、オミクロン株の流行によるものだったら回復まで時間がかかりそうだなあ(泣)
なつやさん、少女時代の情報いただきましたので私から一つ。
USJ限定の鬼滅の刃、禰󠄀豆子ポップコーンバケツ、USJ定価で3700円ほど、メルカリ価格7900円〜、eBay価格120ドル〜150ドル。
販売期間は2月までらしいです。
シロさん、情報ありがとうございます。
残念ながら、メルカリとUSJは11月22日に転売対策で連携し、この商品は規制対象になってしまいました。
今後、同様の措置が他にも広がるのではないかと思います。
eBayでの販売はできますが、鬼滅関連商品は先細り状態ですね。来年に予定されている新作映画の状況次第でしょうか…
右から左の転売はそろそろ先が見えてきたようです。
連投失礼いたします。
日本郵便でカナダへの発送ができなくなります。
「2021年12月22日(水)から、カナダ宛ての航空扱いの普通小形包装物の引き受けを一時停止いたします。」
お気を付けください。
シロさん、カナダの情報ありがとうございます!
気付いていなかったので助かりました。
カナダとオーストラリアは復活の兆しがまったくありませんね…(泣)
EU圏への発送、私もeパケットで粘っています。
おっしゃるとおり、現地で発生する費用については、こちらではどうしようもないので、せめて注意書きをわかりやすくしてみたり、確認を強化したりで対応中です。VATの二重課税だけは早くなんとかして欲しいですけどね。
EMS、郵便局側でそんなアナウンスがされるような状況なんですね。うちは田舎すぎるのか、窓口で何も言われていません😂
12月に入ってから発送済みの10個については、すべて5日程度で届いています。
直近だと15日に発送した2個が昨日、配達完了になりました。16日の発送分も東京から出国はしているようです。
そこからまた10個ほど発送しているので、日本国内で止まってしまっていないか、注意してチェックしたほうが良さそうですね…。
掲示板など見ていると、東京発と大阪発でもけっこう差が出ているような気がしています。
大阪からの米国宛のEMSは大体7日間で到着している感じです。
私は大阪市内から発送していますので発送当日には関西国際空港には到着します。
交換局発送から交換局到着までに4日くらいかかっているみたいですね。
スペインには交換局到着まで7日間、キプロスには8日間、セルビアには12月10日に交換局発送になりまだ動きません。
交換局発送とは郵便局が航空会社に荷物を渡した時に発送のフラグが立つそうですので、
実際には航空便に搭載されるのを待っている状態だそうです。
国によって航空便の数が違いますので、やはり搭載まで2−3週間かかる国は出そうですね。
大阪の郵便局にはいろんな情報を教えていただいています。
手書きラベルはEU件では返送の対象となっているみたいです。
特にドイツはほぼ全て返送される様子です。
多分ですがVATのデーター強化の為ではないでしょうか?
IOSSナンバーはデータ送信しなくては認識されていないと思います。
現在の国際郵便マイページでのIOSSナンバーの入力場所はインボイスのTAX、VAT欄しかないのでその欄に入力したら各国宛に認識されるのだと思います。(ベルギーは別です)
そりゃそうですよね、住所欄にIOSSナンバー入力したところでそこは住所入力するところで、VAT番号入れるところじゃありませんと言われて当たり前のことですよね。
まして手書きで発送伝票に番号書いてもデーター入力なんかできていません。
eBayの発送アプリを使っていたかが多数だと思います。
購入された商品しか記載されない、eパケットではインボイスは発行できない、発送ラベルを印刷した後にIOSSナンバーを手書きする、結局データー発送はできていないことが根本的な問題だったと思います。
初期の混乱はデータ入力不足が原因ではないかとの予想のもと、これからもeパケットを使っていきます。
交換局発送となっていても、実際に飛び立ったとは限らないんですねー!?
これは初耳でした。貴重な情報ありがとうございます。
IOSSに関しては、確かに日本側の入力フォーマットの問題もありそうですよね。
eBayのデータをそのまま取り込んでいた場合、変な欄に入ったり、余計な文字列が入ったりしそうですし。
VAT番号欄への入力も、VAT Paid~からそのままコピペしている人と、IMから始まるコードのみ入れている人と、両方いるだろうと思ってます。
私もしぶとくeパケットを使っていますが、ベルギー以外は混乱は大きくなっていない印象なので、様子を見ながらこのまま使っていく予定です。シロさんの詳細な情報がいつも頼もしいです。ありがとうございます!
こんちゃ!
久しぶりの書き込みです。
星子姉さん、UGXの情報ありがとうございます。料金的にもあまり魅力がなさそうですね。集荷や持ち込みも基幹局のみという条件があるのですね…集荷だと家にいないといけないし、持ち込みだといつも行っている近くの郵便局ではダメなのか…。
しばらくは今まで通り、US限定のEMS一本で行きますわ!
来年、山形へ転居されるのですね。古物商許可は取り直さなければならないし、いろいろと住所変更に関わる手続きがありますね…大変!
UGX、料金的にこれをレギュラーの発送方法にするのは厳しいなあ、という感じでした。
大型商品になれば他クーリエとの差も少ないかもなんですが、1kg未満の小型の荷物の送料が高いのが痛いです。
引っ越しは手続き関係を考えるだけで気が滅入ります。
古物商も県ごとだから取り直しなんですよね…。
事務作業が苦手な私には、しんどいです😭