ヨーロッパは関税トラブルが多いは本当か?
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ヨーロッパは関税トラブルが多いは本当か?

eBayセラーやってると、ヨーロッパ=関税トラブルのイメージが強いと思う。

私もそうだったし、それがあるから国際郵便にギリギリまで執着して、EMSの値上げ直前で渋々(本当に渋々!)、発送方法をDHLメインに切り替えた。

実際にDHLで発送し始めて5ヶ月くらいになるけど、あれだけ恐れていた関税拒否は未だに1件も起こってない。

まあアメリカは800ドルまで免税だから、基本的に関税トラブルはないんだけど。でも私の発送先って今、アメリカよりヨーロッパのほうが多いくらいなんだよね。

それでも関税拒否は起こってない。軽いクレームみたいなのとか通関でやたらと時間がかかって焦るケースは数件あったものの、最終的にみんなお支払いはしてくれた。

100件送った時点でもゼロだったから、確率的には1%切る程度?

現地でも購入できたり他のストアでもっと安い物探せるわって商品だと、もっとカジュアルに受取拒否が起こるのかもしれない。

うちの場合は1点物オンリーで、代わりが利かない商品しか扱ってないってのと、バイヤーの年齢層が高くて輸入慣れしてる人が多いって理由で、比較的トラブルが起こりにくいようには感じてる。

ただ、ヨーロッパのどの国でも、関税自体はほぼ100%発生してるんだよね。

DHLの追跡情報を見る限り、通関完了後もしくは荷物の受け取り時に支払いしてるっぽい。

My DHL+で送り状を作る時に関税と消費税(たぶんIOSSがない場合のVAT?)の見積額をチェックしてるんだけど、決して安くはない料金がかかってるし、国によっては現地での手数料がさらに追加徴収されてる可能性もある。イタリアとか特にな!

これ金額と内訳をMy DHL+で見られるようにならないかなあ。そしたら、こっちとしてもおおまかな金額を把握できるようになるし、事前のトラブル回避におおいに役立つんだけどな。DHLアンケートにも書いてみたけど、もし実装されたら跳んで喜ぶわ。

関税トラブルがない=バイヤーが納得してるってことではなくて、思わぬ請求に驚いてる人も多いと思うんだ。私も関税で5500円払った時、そうだったし。

実際さ、この間オランダのバイヤーさんがリピートしてくれたんだけど、

「前回、思ったより輸入税が高くてびっくりした。今回もかかるのか教えてくれないか?」

って、購入後に問い合わせがあったんだよね。

改めて輸入税について説明して、希望があれば国際郵便での発送に変更する、あるいは発送前であればキャンセルして全額返金でもいいよって話をして。

すぐに納得してくれて、「予定通りDHLで送ってくれてOK!」ってことにはなったんだけど、そうだよなあ、やっぱりヨーロッパのバイヤーは関税には困ってるよなあって思ったところ。オランダは配達スムーズで好きだったんだけど、それはバイヤーさんの理解あってのことでもあったんだなって。

関税自体をなくすことはできないし、関税があることを知ったうえで注文してくれるバイヤーも少ないわけじゃない。

問題は関税金額がブラックボックスというかビックリ箱状態で、実際に現地に届いてみるまで金額がいくらになるのかわからないところなんだよな。

たいていはビックリ箱を開けたら、当たりクジじゃなくてパンチが飛び出してくるわけよ。

関税計算機もいろいろ試してはいるんだけど、現地DHLの手数料による差額なのか何なのか、実際の支払額と近い金額になるツールが、なかなか見つからない。

なんかねえ、もうちょっと正確な金額をつかめる方法はないのかね。

クーリエ、HSコード、IOSSの有無を入力すると、関税以外の手数料も引っくるめた請求金額が丸っとわかるようなツールはないものか。

個人輸入やら輸出やらなんて、私がeBayやる何十年も前から続いてるビジネスなんだし、どこかにあってもいいと思うんだけどなあ。

eBayの場合はまだセラー保護があるからマシだけど、Catawikiなんて受け取り拒否されたらセラーは丸損だもん。

今のところトラブルがないといっても、毎回毎回、関税にビビりながら発送するのも嫌なんだよね(・д・)

1日1時間未満の作業でも月1000ドル稼いだeBayゲームストアの作り方。ゲームソフトやゲーム機本体、出しても売れないじゃん!というセラー向けです。
eBayを始めたけど海外発送のことがいまいちわからなくて焦る…!という個人セラーさんのための海外発送ガイド。発送方法から関税トラブルまでまるっと解決します。
▼書いてる人

40代陰キャ主婦で元専業アフィリエイター。Googleアップデートにより月60万あった収入がほぼゼロになり、貯金を切り崩して生活中。アフィリエイトに未来が見えなくなってeBay輸出を始めました。英語の読み書きができるのが唯一の強み(TOEIC930点)で専門知識は特になし!英語は必死に勉強して身に付けたもので、海外経験はゼロ。名前クリックで詳しいプロフィールが読めます。好きな飲物はブラックコーヒーとハイボール。

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あなたもeBayやってたりします…?

  1. トシ より:

    初めまして。星子さんの記事、いつも本当に参考にさせていただいてます。

    星子さんの記事も参考にして副業でebayを始めて8カ月ほど経ちますが、最近ブラジルへDHLを使って輸出した中古商品で関税の不払いがありました。(今までイタリアとか欧州中心に関税トラブルはありましたが、何とかすべてバイヤーに支払ってもらってました。)

    商品金額USD270程度に対してブラジル税関からUSD267の関税支払い請求があり、バイヤーが受け取り拒否しているとDHL Japanから連絡があってバイヤーに直接事実確認をしたら、関税が高すぎるので支払えないとのこと。

    最終的にはバイヤーとやり取りをして、今回輸出入送料は全額バイヤー持ちで商品を日本へ送り返すことに落ち着きましたが、危うくまあまあ値段のするDHL輸入アカウント送料を支払わなければいけないところでした。

    愚痴みたいになって、すみません。本題は以下です。

    “eBayの場合はまだセラー保護があるからマシ”
    とのことですが関税支払い拒否のケースに対して何らかのセラーへの救済措置とかがあるのでしょうか。

    • トシさん、初めまして!記事読んでいただきありがとうございます!
      ブラジルの関税トラブル、大変でしたね。。関税で商品価格の1~2倍が普通に取られると聞いているので、私はまだ発送したことがありませんが、やはり要注意な国なんですね。

      eBayのセラー保護ですが、近年のeBayは関税拒否に厳しくなっていて、関税拒否の証明があればバイヤーへの返金は不要だそうです。バイヤーが支払った料金はそのままセラーの懐に入るってことですね。
      関税拒否の証明書はクーリエで発行してもらえると聞きました。

      おそらくバイヤーもこのことは知らないと思うので、関税はバイヤーの義務だから拒否すると商品代金は戻ってこないよ、と言えば交渉のカードになるかもしれません。私自身が経験していないので、あくまでも調べて把握している範囲ですが、ご参考まで!

  2. トシ より:

    返信ありがとうございます!
    貴重な情報大変勉強になりました。
    自分でも調べたら、ebayに色んなケースに対応した説明がありました。

    eBay Money Back Guarantee policy
    https://www.ebay.com/help/policies/ebay-money-back-guarantee-policy/ebay-money-back-guarantee-policy?id=4210

    =QUOTE=
    The item was shipped internationally and didn’t clear customs because fees or duties weren’t paid

    Covered:

    The seller overstated the value of the item or misrepresented the item’s location, which caused customs fees or duties to be higher
    Not covered:

    The buyer didn’t pay applicable customs fees or duties for any other reason
    =UNQUOTE=

    今回の関税不払いケースに関して明確なbayポリシーにあるとは知らなかったけど、
    とりあえず交渉のカードとして税関で破棄した場合は全額返金無しで伝えて、
    その後にバイヤーに他の解決方法を聞かれたので輸出入送料はそっちもちなら商品代金だけ返金するよ!って感じで交渉してました。

    まあ結果オーライでしたけど、今度からはもう少しebayポリシー読んでみようと思います。

    • こんなページあったんですね!私も細かくポリシーを読み込んでいるわけではないので、こちらのページも一読しておきます。
      関税は本当にセラー泣かせですよね。国際発送になる取引では、eBayの画面でももっとガッツリ目立つように、共通の注意書きとか出してくれればいいんですけど。たぶん今後もそういうアップデートはなさそうなので、備えておくしかないですね。
      他のセラーさんの実体験が一番参考になるので、こちらこそ貴重な情報ありがとうございました!

  3. トシ より:

    ですね。実体験を聞けるのはお互いにとってすごくメリットですよね!

    ところで、連等すみませんがこの1件に関してすごく気になることをバイヤーが去り際に言っていました。
    以下原文。

    New message from: **********
    Actually our problem are the private mailing companies, because they taxes every item.
    Our public service puts taxes over just a tiny percentual of items received here.

    “DHLのような私企業(クーリエ)は関税を全部に対して取ってきて、公企業(各国の郵便サービス)はほとんど取ってこないんですわ”
    みたいな言い方してまして。。。
    このバイヤーとやり取りしている中で、

    “中国から同じような製品をDHLとかFedexとかじゃなく、通常の郵便サービスで輸入してるけど、1%くらいしか取ってこないよ。”

    って言われたんですね。

    もしかしたら、クーリエじゃなく郵便サービスを使ったほうが関税トラブルは格段に減ったりするんでしょうかね~

    “DHL初めての遠隔地料金はイタリアー!”の記事で
    espressoさんが
    「日本郵便の国際eパケットや国際eパケットライトは素晴らしいサービスだった」
    と仰ってましたが、もしそうなら本当に素晴らしいサービスだと思うわけで。。。

    今となっては無いものねだり状態ですが、物流混乱早く収まって欲しいです。
    DHLも来年から値上げになるし。

    • 郵便のほうが関税トラブルが少ないのは間違いないです。郵便物は郵便通関と言って、そもそも通関の種類がクーリエとは違っています。基本的に郵便通関はザルなので、抜き打ち検査で引っかかったものくらいしか課税されないことが多いようです。

      ただ、「郵便なら関税はかからない」というわけではなく、本来ならクーリエ同様に関税がかかって然るべきなんですよね。
      近年ヨーロッパではすべての郵便物に対して通関手数料を取る国が増えたんですが、背景には国際郵便を利用した脱関税やアンダーバリューの横行があったというニュースをどこかで読みました。
      日本でも販売品を書簡として発送することが問題化しているので、まあどこも同じですね…。

      国際郵便は返送料がかからないこと、保険が安いことが魅力な反面、追跡とサポートが本当に弱いので、発送方法には本当に悩まされます。
      クーリエ各社も値上げだし、サーチャージは下がらないしで、痛し痒しですよね(泣)